案山子と戦い、雪だるまを裂く。そんなファンタジーの先に待つ真実とは。

主人公の隼人は憧れの警察学校を受験するも、家に届いた合格通知に書かれていたのは、何やら特殊な訓練校へのご案内。

なんだこれ?と思いながらも、折角の合格だと、すんなり受け入れる。そして、ここからが大変だった。

当たり前の様に、それは隼人の思い描いていた普通の警察学校では無い。人それぞれ持つ特性、属性と呼ばれる不思議な力を薙刀や杖、短刀などの武器に付属させての戦闘を学ぶ特殊な訓練校だった。

そしてその刃先が振り下ろされるのは、飛び跳ねる案山子や雪だるま。可愛らしげなバンビ達や、恐々しい骸。

そんな生活の中で、とある出来事をきっかけに、隼人はこの異質な世界に微かな疑惑を抱く。

物語前半は、そんな隼人を含む一年生達の、戸惑いながらも成長していく楽しげな学園生活と、あちらこちらに散りばめられる伏線。

そして現在、物語は中盤に差し掛かり…………さて、どうなっていくのーーーーっ、と楽しみで仕方ありません。

どうぞ、皆様も物語に入り込んで下さいませ。

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