純和風世界が楽しい異色ハイファンタジー!

旧国名が飛び交う地理に、薙刀や槍が活躍する戦闘。
天帝が居て、守護が置かれ、でも議会があって警察学校が存在する。

純和風の伝奇系ファンタジーを思わせる小道具が多数登場しながらも、技術や設定は異世界ならではの独自性にあふれています。
ネオジャポネスクとでも呼べばいいんでしょうか、この世界観は好きな人にはたまらない魅力ではないでしょうか。

警察学校への新入生を主人公に据え、多感な青春群像を描く切り口は作者さんの持ち味が充分に生かされており、こちらはストレートな正統派。

意味深なプロローグから始まり、裏でうごめくアレやコレが、主人公たちを翻弄します。
国中を駆け回り、彼らが最後につかんだ真実とは一体――?

中世ヨーロッパ風じゃないハイファンタジーが読みたいという方にこそ、是非一読をオススメします!

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