白い未来人も恋のために利用させていただきます!

タイムリープという難しい設定をうまくこなしています。説明を飛ばさず、長くなりすぎない程度に抑えていました。

巻き込まれる登場人物たちが卒業を控えた中学生であることから、生活においてもタイムリープすることにおいても、知識や想像するための人生経験が十分でないだろうという前提も無視することなく書かれています。

ジャンルはSFですが、動機は若者らしい恋から始まります。そしてタイムリープによる影響と恋心の狭間で主人公の選択にやきもきさせられます。

最後まで読むと、SFのカテゴリーに「なるほど!」となるのではないでしょうか?

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