ぜひ少年たちに読んで頂きたい角川作品になりそうな予感

 子供の頃、角川スニーカー文庫を興奮しながら読み漁ったものです。
 冒険を通して成長していく主人公、ヒロインやその友達、周りの大人達。
 本作はそういった異世界ファンタジーに存在しがちな周りのわき役は出てきますが主人公が空手家、という部分がとても斬新です。
 空手の技や体の部位に他の異世界物の様な説明が無く、あれっ、格闘技経験無い人わかるのかな? という部分もありますが、実在のものなのでスマホ、パソコンで検索できるので全然問題ありません。
 実在の技がどこまで異世界で通用するか、この部分が既存の作品とは大きく違う所でしょう。
 異世界の主人公(パーンやスレイン)の強さにあこがれた中学校当時の私は強さを求め格闘技を習い始めてしまいましたが、本作を読んでいたら迷わず空手を習っていた事でしょう。
 押忍の精神を学べる素敵なライトノベル。
 空手を信じてぜひ出版して頂き未来を担う子供達にも読んで頂きたいものです。( ´∀` )

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