白雪と共にCRS再起、感動のピアノ物語!

CRSにおいて高校生でありながら騎士の称号を持つ早見優人。
その世界から姿を消しニート候補生となった彼のもとに10歳の少女・白雪が現れて……。

連載中「episode64:銀色のinterlude」まで読了時点のレビューとなります。

天才少女である白雪がほんとに可愛いです!
主人公・優人の人柄、音羽や静、つづりなど、登場する人物もキャラが立っていてそれぞれの役割がよく伝わってきます。
育児放棄とニートを組み合わせて解決しようとする政府……という設定もまた斬新で面白い。

音を物語で伝えるのは非常に難しいのですが、まるで情景を見ているかのように伝わってきます。
練習風景、月の兎での公演、舞台での挑戦……脳裏に風景が描かれ、ピアノの音色が想像できます。
ここまで文字で伝えられるものなのかと、作者様の文章力には何度も唸らされました。

そして、この物語を読んでいて、わたしは作者「白雪❆」さんご自身のピアノを聞きたくなりました。

果たして優人は試練を乗り超え、王の座を射止められるのか。
そして白雪との関係は続くのか……。
とにかく続きが楽しみで、最後まで見守りたい作品です!

……さぁ、物語を始めよう!

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