「じゃあ、どうすればよかったのか」。誰もがその答えを探している

「鬼討」と呼ばれる、『鬼を討つための力を持っている』者たちの物語なのですが……。

なんというか。
非常にレビューが書き難いんですよ!

伏線がね……。
伏線がもう、張り巡らされているので、何かここで書こうものならえらいことになりそうなんです。

ものすごくしっかり世界観が構築されていますし、謎回収の仕方も絶妙。拝読して何度も、「なんだよ、ちくしょうっ! そういうことかよっ」とパソコンに向かって怒鳴りました。

登場するキャラクター達も非常に魅力的。
一番合戦さんしかり、九鬼君しかり。
誰もが心や過去に、へし折られそうな何かを抱えているのだけれど、そこから目を逸らしたり逃げだそうとしたりはしない。自分なりの答えを探して行動する姿に、素直に共感しました。

私はですね。現在、知人に、「この話読んでみてよ」と勧め、「どこまで読んだ? あ。そう。ふーん(ニヤニヤ)。……え? いや、気にしないで。まぁ、もうちょっと読んでみてからまた話をしようよ」と言い……。
後日。「なぁ!? びっくりしたやろぉ!?」ということを、繰り返しています。

ということで。
是非是非、この作品をお読みください。

読んでいる途中、絶対、私の「なぁ? びっくりしたやろ?」と言う声が聞こえること、間違いなしです(笑)

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