青くまたたく一瞬の物語。

ふと気が付くと、そこは青で構成された廃墟。私を見つめる少女が、一人。

これは一瞬の物語。
自分は何者なのか、少女が何者なのか。
青く彩られた詩的な文章に導かれて、やがて霧が晴れるようにまた別の別れを迎える。

そしてそこから始まる少女を探す旅がいいね。ミステリーと言うよりもファンタジーな読後感でした。