ベルギー近郊のドイツ在住という地の利を生かして、ドイツ語やフランス語の文献も読みながら、一味違うヨーロッパ歴史小説をお届けいたします。 私は昔から何故か歴史…
キャラクターの言葉遣いはもちろん地の表現もすべて平安文化に合わせたものとなっており、世界観が凄くしっかりしています。そのため作中で織り成される恋愛模様にリアリティがあり、自然と感情移入していました。…続きを読む
まずは豊富な知識に圧倒されますが、敷居が高く感じさせないのは、ヒロインが茶目っ気があって庶民的だからでしょうか。それでも和歌を詠ませれば、類い稀な才能を発揮して、読者を含め、雅なイケメン貴族たち…続きを読む
時代は違えど、人の心の動きは変わらない。読んでいてそれを実感できるのは、描写がしっかりしていて、それでいて読みやすく書かれているからだと思います。平安時代の暮らしがとても丁寧に書かれている…続きを読む
紀貫之の末裔である紀乃は、名門・久の宮家復興のため、乳姉妹である藤の宮を玉の輿に乗せようと奮闘する。そんな中、自らも宮中女性たちの憧れである殿方から思いを伝えられることとなり……。平安後期と思わ…続きを読む
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