天蓋に至る道

茂木もどき

第0話 天に至る道の欠片

結局21世紀の課題とされた問題は何一つ解決しなかった。南極の氷は溶け続ける一方だし、民族紛争の銃声も”最盛期よりかなり”減ったが、鳴り止むことはなかった。地球連邦も実現せず、核融合炉もまだ商用炉でデータを集めている。

しかし、世界が日に日に(それこそ蝸牛の這うような速度ででも)前に進み続けているのは誰の目に見ても明らかだった。

これはそんな今と地続きな近未来を妄想した物語である。

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天蓋に至る道 茂木もどき @MOT3

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