概要
地味で静かな実話怪談
古都の中でも特に古い家系に連なる筆者。一宮の元宮司の血、僧侶の血、武士の血、豪商の血。しかし誇る気持ちになれなかったのは幼い頃から忌まわしい話を聞いて育ち、見ないほうが良いはずのものを見、親類縁者の不幸に立ち会ってきたがゆえだった。
どうして私は恐ろしい話から逃れられないのか?
霊能者であった曾祖母の存在を知って、自分に流れる血の中の、恐ろしいものとの共生を諦めて受け入れた筆者は「体験したのに忘れつつある話」を書き留めておこうと決意した。それがこの備忘録である。
どうして私は恐ろしい話から逃れられないのか?
霊能者であった曾祖母の存在を知って、自分に流れる血の中の、恐ろしいものとの共生を諦めて受け入れた筆者は「体験したのに忘れつつある話」を書き留めておこうと決意した。それがこの備忘録である。
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