色々と考えてしまう。でも最後は「いいじゃないか」と思う。

マッチ売りの少女の焼き直しだろ?
「いいじゃないか。お手並み拝見だ」
読んでいると雲行きが怪しくなってくる。
「そんな事をしたって、いいじゃないか。社会が悪いんだから」
主人公の肩を持ち始める自分に気付く。
でも、続編の「その後」まで読み進めると、脇役キャラの清々しい言動に「いいじゃないか」と、気分を良くし始める。
更には、第2の脇役キャラの粋な言動に「いいじゃないか」と、溜飲を下げる。
読了すると、作品自体に「良いじゃないか」と、脱力感を伴った感慨に耽ってしまう。
少ない文字数なのに、あなたも色んな意味で同じ台詞を吐いてしまうだろう。
短編にはMAX2つが信条ですが、星3つ付けました。