第6話 カーチェイス・オン・ハイウェイへの応援コメント
こんにちは、今回も気になった所を書いていきます。
ではまず痛めつけられた末広の傷の診察を私なりに・・・
前回切断された手首は筋肉がショックで収縮して動脈を圧迫し出血を抑えてくれるでしょうからあまり問題なし。
ですが気がかりなのが太ももに2発撃たれた9mm弾。有名なあの映画など「人質の脚を撃て!」ってシーンがありますが太ももの内側には太い動脈がありますのでそこを撃たれると止血困難ですから足を撃てば安全と言う訳では無いです。動脈が傷ついていた場合直ぐに専門家の治療を受ける必要があります。
その後ハンマーで足を潰されますが太ももの傷が原因で神経が切れていた場合感覚が麻痺してしまうかと。(ドワーフも撃った主人公に「余計な真似しやがて」って心の中で思ってそう)
末広の生命力(精神力?)もかなり強いですね。出血や痛みによる意識の混濁も無く、質問にハッキリと答えてますし。
あんまり強いショックをいきなり与えると相手がショックで無感動になったりアドレナリンで痛みが薄れて拷問の効果が無くなってしまうので避けるのですが、二人とも拷問は素人ですし気にしてないのかな?
あとショットガンと跳弾について。ちょうどPMCが車両を使って実演しているDVDを持ってますので改めて確認してみました。
ドアの強度:OOバックを真横から撃った場合、手前のドアは問題なく貫通しましたが反対側のドアに受け止められました。射線上にドアを二枚挟むように隠れれば一発だけなら耐えられそうです(9mmのハンドガンは問題なく貫通しました)。
跳弾:9mmのハンドガンでの実演。跳弾は入射角と同じように跳ね返るのではなく、撃った物体に沿うように跳弾します。
ですからあまり鈍角に散弾が車に当たっても跳ね返らずにめり込んでしまうでしょう。跳弾させるには鋭角に当たる様にしなくてはなりませんし急な角度で跳ね返ってくる確率も低いので、車の間がどれくらいのスペースか分かりませんが跳弾より普通に撃たれる心配の方が強いかとおもいます。
作者からの返信
軽見さん。いつも監修ありがとうございます。
そしてだいぶ適当に書いてて申し訳ないです。
次書く時は、もうちょっと軽見さんたちに寄せた内容になるように、頑張りたいと思います。
> 脚撃った件
あ、これもう、主人公は動脈撃ち抜いてぶち○すつもりでやってます。
尋問したらバラして海に捨てるor牛の餌or異世界に埋める気ですわ。
こいつらそういうこと平然とやる奴等です。
> 末広の生命力
ただ、ここの描写は確かに。そんなすぐに死ぬものなのかな、と、そういうことを感じながら書きました。ちゃんと失血死のあたり、調べて、何分くらいもつか把握しておくべきでしたね。面目ない。
太ももの神経と指の抹消神経がつながってるとは、ちょっと知らなかったです。指に太ももやられても指に感覚あるじゃろう。末梢神経が一番痛いからのう、拷問のセオリーに則って、指から潰していこか、爪はいでこか、って感じでした。そうか、太もも抜いちゃうと駄目なのか。そして、末広の精神力はあれです、一応こいつもその筋崩れなので、多少の修羅場は経験してるからです。
> ショットガン 跳弾
ショットガンというか、銃撃戦になったとき車がどれくらい盾になるのと言うの知識を本で読んで、サイドドアに隠れるという選択肢を二人には取らせました。おっしゃるとおりサイドドアだと、ある程度なら守れるそうです。あと跳弾については、うぅん、描写ない方がよかったかなぁと、改めて思いました。一応、人が三人居る場所なので、それなりのスペースなんですよね。そこに正面から打ち込んで、放射状に飛ぶから何発か跳弾してエライコッチャ、とか思って書いたのですが……そんな風にはならんということですね。ぐぬぬ、ミリタリ不足です。
第1話 マンハント・ハントへの応援コメント
冒頭のこのダークな感じいいっすね……!
引き込まれました!
作者からの返信
応援コメントありがとうございます!!
なんかちょっと、いつになくハードボイルドに始めてみました。
普段はもっとギャグ成分を多めにしているのですが。。。
なんにしても引き込まれてくれてこちらとしては嬉しい限りです!!
第5話 エルフの心臓の価値への応援コメント
今回も恒例のツッコミを・・・と言っても今回あまりないですが
>トカレフ――しかも、夜目にも分かる中国製の粗雑品。
トカレフとはまた古い銃出しましたね。あの辺りの時代の銃がお好きなんでしょうか?
中国製、しかも見て分かると言う事はサムセーフティがついた54式拳銃ですね。
日本にギンダラ(密輸する際海水で錆びさせないない為と、使い古しの傷を隠す為にメッキしたトカレフのあだ名)とか密輸されてますけどアメリカで購入可能なのかとT54 Tokarevで調べて見たら普通に売ってるみたいですね。
使う弾が弾が7.62x25mmトカレフ弾だけでなく、入手しやすい9mmに変えられてたり、スライドだけをメッキしたオシャレトカレフなんかもあったりして色々バリエーションがあって楽しめましたw
末広八郎はどんな仕様のトカレフだったんでしょう? 良い銃ではありませんが犯罪者が安いからと手を出す銃じゃないですし、完全に趣味の銃に思えますが
作者からの返信
例によって監修ありがとうございます。
なんつーか、こういう奴が持ってる銃はトカレフでないと絵がしまらんよなぁと、そういう理由で出しました。
そんだけです。(全ミリオタに五体投地で謝罪)
> 末広八郎はどんな仕様のトカレフだったんでしょう? 良い銃ではありませんが犯罪者が安いからと手を出す銃じゃないですし、完全に趣味の銃に思えますが
譲られた物ですね。
もともと末広はその筋の構成員で、破門されて今こういうことをやってる――という設定です。
その構成員時代に、お前もハジキの一つくらい持っとけと、中国製の粗悪品をオジキから渡されて、それを今でも使ってるって感じです。
で、じゃぁ、どうやって米国に持ち込んだのよって話が出てくるんですが。うぅむ、どうやったんだろう。(ぉぃ)
この世界では日本でも拳銃の所持が認められてる(異世界渡界者限定で)ので、書類偽装して正規のトカレフということにして持ち込んだのかもしれません。
うーん、しかし。
普通に拳銃が手に入るのなら、その筋の人たちが好んでトカレフ使うんか、っていう、そういう話になって来そうな。。。
つつけばボロボロの設定だなぁと、なんというか今更ですが反省しております。
第1話 手に斧を、背中に過去をへの応援コメント
ジャスパー「テキサス州オースティン! おお、麗しの我が故郷よ!」
なんちゃって。テキサス州って刃物の規制が緩いところですから自分の作品でもナイフ使いの苗字に使ってます。
去年、大型刀剣類の携帯も合法になったとか言う話ですから、刀剣に愛着のある異世界人でも比較的住みやすいでしょうね。ドワーフなら鍛冶屋の仕事もありそうですし。
これは・・・・、ジェームス・ボウイかぶれの片手剣並みの重量を持ったボウイナイフを腰に下げたテキサス男子とドワーフのガチバトルを期待しても良いのでしょうか!?
作者からの返信
軽見さん。監修どうもありがとうございます。
> ジャスパー「テキサス州オースティン! おお、麗しの我が故郷よ!」
出たなダーティーワーカー!!
そういえば、オースティンでしたね、そんな理由があったとは。
ちなみに私はオースティン・パワーズからこのエピソードを思いついただけという。なんとも申し訳ない舞台設定であります。
> 去年、大型刀剣類の携帯も合法になったとか言う話ですから、刀剣に愛着のある異世界人でも比較的住みやすいでしょうね。ドワーフなら鍛冶屋の仕事もありそうですし。
すごい。どうしてそんなことを知っているのですか。
相変わらず知識量が半端ないですね。
なんというか、バイクで走るならテキサスかなって感じで、選んだだけなんて口が裂けても言えない。。。
ちなみに、このドワーフはウィスコンシン州ミルウォーキー(ハーレー発祥の地)住みだったりします。
すまぬ。。。刀剣を話に絡められなくてすまぬ。。。
> これは・・・・、ジェームス・ボウイかぶれの片手剣並みの重量を持ったボウイナイフを腰に下げたテキサス男子とドワーフのガチバトルを期待しても良いのでしょうか!?
期待させて申し訳ない。そういう展開ではありません。
ほんと、良い舞台を用意したのに申し訳ない……。
次回からひょろひょろエルフお兄ちゃんが主役に戻って、チーマーとドンパチやることになります。
第11話 彼女がやって来るへの応援コメント
明けましておめでとうございます。今年もよろしくです。銃ではありませんが気になった所が・・・
>理由は単純。彼女に植え付けた偽の記憶が原因であった。
主人公が関係者として事情聴取を受けてない事を考えると、調査報告書もさらに偽りで別件で豊野を追っていた身元不明の現地の人間(?)と協力した事になってるのでしょうか?
検問所で暴れ目撃者が大勢居ますし、彼女が撃った数と死体の数が合わない上に一般人を巻き込んでいるので、汚点は記録上のどっかの誰かさんに被ってもらって主人公を庇うついでに自分が都合のいい様にしたと。
記録が不自然になるでしょうし調べればボロが大量に出てくるので監察官が動いてそうですね・・・・。事務所も見張られてそう
作者からの返信
軽見さん、あけましておめでとうございます!!
今年もよろしくお願いいたします。そして初手から厳しいなぁ。
そもそも日本はヤスクールと正常な国交を持ってないので、向こうの状況について把握することはできない。
そしてヤスクールにしても、禁輸協定破って自動小銃の密輸入しようとしてたと、こちら側の諸国に知れたら即制裁を喰らう。
全力で、ヤスクールは今回の件について、無関係を主張し事件を隠匿するでしょう。
なので市街での銃撃戦もなかったし、そもそも豊野なんて知らない。
向こうから言質を取ることはできなくなります。
国をまたいで捜査をするかとなると、重い腰の刑事部異世界犯罪課。
調査に出ることはないでしょう。相原の証言と、寝てる間に適当に調整した銃弾の残数で、事件は幕引きと相成りそうです。
という所で。ただまぁ、軽い事情聴取くらいはあってもよかったのかもしれませんね。といっても、所轄が違う(警察庁)ので、後日呼び出しということになったのかもしれません。
ただまぁ、記憶操作のツケと不相応な銃撃戦の結果については、確実に怪しまれているでしょうね。それを監査するだけの機構(異世界の出来事にまで首を突っ込む)が、日本の警察にあるのかははなはだ疑問ではありますが。
この辺り、所轄または広域警察の異世界犯罪を担当する刑事が気が付いて、個人的に主人公をマークする、みたいな話になると、面白いかもです。。。
という訳で、新年早々有意義な指摘ありがとうございます。
第9話 優しい引き金への応援コメント
今回もいきます。マメ知識も入れますが今回も多くなってしまいました「ここまではいらない」と思われましたら遠慮なく言ってくださいね。
あと、前回マカロフのダブルカラムは13発だと書きましたが12発でした。すみません
>相手が、こちらに銃口を向けるより早く、俺は人ごみの中へと紛れ込む。勇猛で知られるヤスクールも、同族を撃つことには抵抗を感じるだろう。
>そんな心理を利用して、俺は更に敵との距離を詰めた。
追跡者を振り切る為に人混みの中に隠れるテクニックとして、追跡者は相手の頭の高さを目安にしてしまいやすいので(人混みの中だと相手の頭しか見えない状況が多い)、姿勢を低くし頭を少し下げると追跡者は目安を失って(相手が視界に入っても追跡者の視線は相手の頭の上を通り過ぎてしまい易い)混乱させて追跡をまくテクニックがあります。
理屈は簡単ですが相手に姿勢を低くしたことを気取られない様にタイミングを計りつつ、周りに溶け込むように自然に振る舞わなければならないので地味に難しかったりします。主人公はこうやって近づいたのかな?
>植物魔法により、弾性のある樹をそこに生やした俺は、それに飛び乗り大きく跳んだ。目指すは検問所の門の上。丁度、僅かにせり出ているひさしだ。
銃撃戦では高所に居る方が有利なのはセオリーですが、空を背にして立つのは避けます。曇り空でも空は結構明るいので自分のシルエットがはっきりと浮かび上がって狙われやすいです。逆に太陽を背にして相手の目をくらます方法もありますが。
>最後に残った豊野が、俺に向かって銃口を向けて来たのだ。ドイツ製『H&K USP』。
相原の銃がルガーの17連発と言う事だったのでSR9だと思ってましたがUSPもSR9も私物なのでしょうか?
普通組織で銃を運用する際は銃を出来るだけ統一します。非常時に弾や弾倉を共有できないとまずいですし、故障したさいもパーツを直ぐにそろえられるので運用が楽ですから。
相原の場合は非常時にしか戦わないので、実用よりもボスとしての拍を付ける為にあえて違う銃を使ってるのでしょうが(バックアップとしてマカロフ持ってそうけど)
>しかし、そのへっぴり腰では、俺の身体を貫くことは不可能だ。いかつい顔と体格をしておいて、こいつ、意外と運動神経については鈍い。銃口一つこちらに向ける動作にも、どこか落ち着かない感じがあった。
銃を撃つ”超”ド素人の私の印象なんですが、ヘっぴり腰と言うより突っ張った印象を受けました。
まず腕を思いっきり伸ばして最中を後ろに反らす(銃の重みに耐えられず、バランスをとる為に銃と逆方向に自然と身体が傾いてしまう)
力み過ぎて脚が棒立ち(スポーツなどでもそうですが、脚を軽く曲げて遊びを作らないと動けないですしバランスも取れません)
これらが合わさり銃の反動を上手く受けれないので見ていて非常に怖いです・・・・ブルブル
>こいつ、スライドも、セーフティも解除していないのに気が付いていない。 咄嗟のことで忘れてしまったのだろう。初心者あるあるである。
スライドもとは薬室に弾が入っていないと言う事でしょうか? スライドを中途半端に引いてしまい薬室に弾が装填されないミスもありますし(主にボルトアクションライフルで良くあるミスですが)
>もう一度、ちゃんと銃の講習受けて来い。馬鹿野郎ども。
免許取ったまま車を20年運転してない人の運転ぐらい信用できない腕前ですね(笑)。でも職業柄そんなのあり得ないでしょうし・・・・豊野は嫁さんのコネが生きていてどうにかやってこれたのでしょうか。
相原は・・・・謎ですね。本来なら銃の携帯許可すら出ない腕前ですし。調査に関するレクチャーすら受けてないんじゃ・・・。
二人とも銃を頻繁に撃たない役職だったのならもっと小型な銃が支給されてもおかしくないのに、大型拳銃を好んで持ってるのも違和感があります。
あとは、相原にウッドチップを撃たせるときに「魔法補助無しじゃ空中分解するんじゃ?」と焦りましたがちゃんとサポートされてホッとしました。
作者からの返信
監修ありがとうございます。すげぇ。
これほんと勉強になるな……。
> 理屈は簡単ですが相手に姿勢を低くしたことを気取られない様にタイミングを計りつつ、周りに溶け込むように自然に振る舞わなければならないので地味に難しかったりします。
いやもう、これは全速力で人ごみの中を突っ走ってるだけです。
相手は銃の使い方なんて、ろくに知らない異世界人なので。
向こうが銃撃を迷う行動をして虚をついただけの描写です。
ですが、このテクニックはそのうち、次のアクションもの書くときにでも使わせてもらいます。
ぐへへへ、いいこと聞かせてもらった。
> 銃撃戦では高所に居る方が有利なのはセオリーですが、空を背にして立つのは避けます。曇り空でも空は結構明るいので自分のシルエットがはっきりと浮かび上がって狙われやすいです。逆に太陽を背にして相手の目をくらます方法もありますが。
これもそこまで深く考えてないですね。
相手が数人だったので、前方に居ると見せかけて突然後方に現れ、そこから、早撃ちで一掃する程度の演出です。
多人数相手にするガンアクションの見本として、次の時には使わせていただきます。ぐへへ……。どんどんただで賢くなれるぞ。
> 相原の銃がルガーの17連発と言う事だったのでSR9だと思ってましたがUSPもSR9も私物なのでしょうか?
えっと、豊野は元海上保安庁職員ですけど、渉外官なので後方勤務ですね。現場には立ったことのない人物です。なので、銃は使えない。
という設定にしたつもりでしたが、この辺り掘り下げが足りなかったかもしれません。そして、海上保安庁の現場職員が銃を保持していること、レクチャーを受けていることをググってしる私。
これは素直に知りませんでした。猛省。
また、既に豊野は保安庁辞めてるので、銃は私品です。
相原のルガーは、正式装備調べてなんかなーと思ったので、ルガーSR9にした覚えがあります。こちらも私品になります。
ほんと、この世界の警察は仕事してないですね。。。
> スライドもとは薬室に弾が入っていないと言う事でしょうか?
ご指摘の通りです。
豊野はもう、現場を知らないキャリア的なあれだと思ってください。
> 相原は・・・・謎ですね。本来なら銃の携帯許可すら出ない腕前ですし。調査に関するレクチャーすら受けてないんじゃ・・・。
うーん、相原も警察庁勤務なので、現場でごりごり動いてるタイプじゃないですからね。今回、いてもたってもいられず、直談判して出てきたくらいですから。つっても、研修期間や銃の訓練はあったはずなので、もうちょっとしっかりして欲しいのは確かです。
あんまり深く考えていなかったですけど、刑事部異世界犯罪課って左遷先なのかもしれないです。後手後手だし。
> 二人とも銃を頻繁に撃たない役職だったのならもっと小型な銃が支給されてもおかしくないのに、大型拳銃を好んで持ってるのも違和感があります。
という訳で、上で説明した通り二人ともかなりお偉い役職で、現場に出る必要のない人たちです。
それでもって一方はもう辞めてるから銃持てないし、そもそも職務中に銃持ったことがない。もう一方は、熱意はあるけど、後手後手で内勤メインなので銃を久しく使ってない。
だからちぐはぐな銃を私品で揃えてくる。
名ばかり刑事とんちんかという奴ですな。
せっかく指摘してもらったし。
今度、まともな刑事を大阪府警とかから出す話を書こう。。。
以上です。すみません、寝ぼけながら書いてるので、失礼などあったらご容赦ください。
第8話 羊たちの騒乱への応援コメント
今回もマメ知識を交えつつツッコンでいきたいます。ちょっと多めで辛口なところも有るかもしてません。
>相原が倒れ込んだ方の荷馬車の車輪を、二つまとめて脱輪させた
これは車をカバーに使う際に下から撃たれない様にタイヤをパンクさせるテクニックの応用ですね。
車のタイヤの場合タイヤのゴム部分では無く金属のホイール部分を撃てば空気が早く抜けるそうです。ゴムの部分は弾力がありますから空気が抜けて車両の重みで潰れる際に穴が小さくなって、若干空気が抜けるスピードが遅くなるとか
遮蔽物に隠れる注意点としてソフトカバーとハードカバーという考え方があります
ソフトカバーとは銃弾は貫通するが身を隠せる遮蔽物で、車で言えば運転席などです。(車のドアなどは拳銃の弾でも簡単に貫通してしまいます)
ハードカバーとは銃弾が貫通しない丈夫な遮蔽物で、車で言えばエンジン等の丈夫なパーツが詰まってる部分の後ろなどです。(隙間を縫って貫通してくる恐れはありますがザックリと言えば)
今回は馬車を遮蔽物として使っていますが、車体を支える為の丈夫な骨組みはあるもののハードカバーと言えるかは微妙な所ですね…。今回はマカロフが相手でしたから大丈夫かもしれませんが、何度も当たってるとその内穴が空くかも・・・
>ダブルアクションの銃はいい。セーフティも、スライドも必要ない。こうしてしまえば、あとは引き金を引くだけだからシンプルでたまらない。
あえて難点を上げますが(ケチをつける訳ではありませんよ。私はリボルバー好きです)、その代わり引き金が固く、引き金を引いてる間に銃口がぶれ易く当てずらいですがね。慣れてる主人公なら平気でしょうし、熟練者が使えばオートよりも早く撃てます。
セーフティについてですが最近のリボルバーには保管時にロックをかける鍵がついてたりします(パイソンにはついてません)
また細かく言うと手で操作するマニュアルセイフティはついてなくとも、パイソンにはハンマーブロックと言うセイフティがついてます。これによりハンマーを完全に引かれて引き金が引かれないと撃針が弾に触れない様になってます。
この様なセイフティにより、転んだり落とした際にハンマーに衝撃が加わり銃が暴発する心配はなくなりました。たまに「リボルバーは暴発しない様に撃針部分にあたるシリンダーには弾を入れずに一発抜いて携帯する」と言う人がいますがそれは西部劇の様な時代の銃でパイソンの世代の銃には当たりません。
ここが最大の問題なのですが・・・・
>さぁ、見せてやろうか。マカロフなんて、旧世代のセミオートをちらつかせて、いい気になってるドサンピンどもに。本当の銃の使い方ってやつを。
コルトパイソンが生まれたのが1955年、マカロフは1951年生まれですからほぼ同世代の銃です。
またマカロフはロシア軍の正式採用銃の座から退いたものの、改良されダブルカラムマガジンになり13発撃てるように改良され販売され、今でも現役なのに対し。
パイソンは現役から退き、コルト社も経営がガタガタなので、4年若いですが人によってはパイソンのほうが古いと感じるかもしれません。
さらに銃弾を作るメーカーが「うちの方がパワーあるぜ!」と他社と競い合ったせいで塵も積もれば山となり…なんと現代の357マグナム弾をパイソンの様な古い銃は撃つのは”強度的に不安がある”レベルになってしまってるとか。もうパイソンは完全に実用的な銃としての時代は終わって、古き良き時代のコレクターズアイテムになってしまいました・・・。(憧れの銃だったのでこの話はショックでした)
ですから、あの世代のマグナム銃を撃ちたい時はわざわざ自分の手で火薬量を調整したハンドロード弾で撃つそうです。
銃の世代交代には私も散々苦しめられまして。一般的に知られてる銃はハリウッド映画が流行っていた時代の物で、今はすでに引退してる銃も多いんです。でもだからって新しい銃で書くとついていけない読者も居るでしょうし、逆に今の時代の銃を普通に受け入れてる人も居ますから、そう考えるとその間で板挟みで悩んじゃう時があって・・・。どこかで割り切るしかなんでしょうが。
あとAK47の事をスルーしてしまいましたが、AKも改良され紛争地帯で使われる古い物でも7.62mmを使えるAKMだったりしますね。 他にも色んなモデルが混ざっていて訳が分からない状態で無難にAKと呼ぶ事が多いですが、ニュースなどでもたまにAK47では無くてもAK47と報道されてしまいますから慣れてしまって受け流してしまいました。すみません
作者からの返信
銃撃戦闘の監修ありがとうございます!!
いや、ほんとタメになる。公開する前に一度読んでもらうべきだった。
今後もこの手の小説は書いていけるようになりたいので、軽見さんみたいに知見のある方のツッコミは本当にありがたいです。
> 遮蔽物に隠れる注意点としてソフトカバーとハードカバーという考え方があります
ソフトカバーという言葉は知りませんでしたが、一時凌ぎで主人公も使ってます。ないよりマシ、目くらまし程度に使えれば……。くらいに思ってやっています。
なので、相原に、「はよ発表許可出せ、それか自分でやれ」と強く迫ってます。また、最後にわざわざ名乗りを上げて、相原から自分へと、敵方の視線を誘導しています。
ただ、言葉を知らないことに象徴されるように、作者の脳みそがまだまだガンアクションについていけてないです。そこから「遮蔽物として脆い」と認識していても、それを文字に起こす・読者に伝えるというプロセスが十分にできてなかったように思います。これは反省です。
次回書く時には、もうちょっと知識をつけて、こういう所で、さりげなく描けるようにしてみます。
> セーフティについてですが最近のリボルバーには保管時にロックをかける鍵がついてたりします(パイソンにはついてません)
これは完全に事実誤認でした。
いや、そうか、リボルバーでもつけるのか、最近のは。
ハンマーブロックは参考資料で読んだ覚えがあるのですが、ダメですね、その機構がColtパイソンにあることを把握していなかった。
こういう時にさりげなく「引き金を強く引くだけでいい」とか、そういう分かってる感のある描写を入れられるといいんでしょうね。
うぅむ、猛省です。
> コルトパイソンが生まれたのが1955年、マカロフは1951年生まれですからほぼ同世代の銃です。
> またマカロフはロシア軍の正式採用銃の座から退いたものの、改良されダブルカラムマガジンになり13発撃てるように改良され販売され、今でも現役なのに対し。
マカロフって現役で使われてるんですか!?
犯罪組織がちょろちょろと使ってる程度の認識でしたよ。。。
ただ、新旧の比較対象はColtパイソンじゃなくてCz75や相原のルガーですね。主人公(今は持ってないけど)は「軽量セミオートの始まり」ではなく、そこから進化した「先の時代の銃」をヤスクール以外の国やこちらの世界で見てきているので、こういう言葉を吐いています。
> ですから、あの世代のマグナム銃を撃ちたい時はわざわざ自分の手で火薬量を調整したハンドロード弾で撃つそうです。
ハンドロードしなくちゃならんのですか。
弾の経口が同じなので、当然使えるかと思っていたのですが、各社競争の果てに、そういう事情があったとは知らなかった。
シコシコ作ってんのかな、主人公……。
(作者が考えていなければならない辺り)
Coltパイソン。
高級志向の娯楽品というのは資料当たって知っていたのです。
ですが、やはりこうねぇ……。
おそらく、日本で最も有名な掃除屋の愛銃として、パロディ物書きとしては出さない訳にはいかないかなという。
以上。今回も勉強になるコメントありがとうございました。
第3話 979案件への応援コメント
ロシア製AK47、弾薬の方も缶詰に入ってるんでしょうか?
※ロシア名物(?)弾丸缶詰
ロシア軍で使ってる薬莢は真鍮ではなく軟鉄製、戦場で撃っても散らかした薬莢が錆びてしまうので、真鍮製の様に敵に再利用される心配が無い!
錆びて土に帰るから意外とエコロジー!
でも本音は真鍮より鉄の方が安いから!
通常の使用で問題が出ない様に表面をコーティングして錆びにくいようにしてはいますが、それでも保管や運搬する際に安心出来ないので何発かの弾を紙に包んで小分けしたものを缶詰に入れちゃいます。
追伸。私の作品の事は気にしないでください。好きな時間でゆっくりお楽しみしてくれれば私は構わないので(笑)
作者からの返信
おぉっと、陽気な援護射撃ありがとうございます!!
弾はないですね、あれです、銃だけです……。
あくまで異世界間での輸出制限対象は銃器なので、弾自体にはそれほど厳しい取り締まりがないという。
また、向こう側への輸出が禁止されているだけなので、現代人がライフルや最悪自動小銃を携行することは、国によってはOKという。
なので、その辺りユルい国なんかが、スキマ産業的に民間あるいは国家レベルで異世界に渡ってる現代人相手に弾丸を横流ししてたりします。
そういう理由で、向こうの人間でもやろうと思えば、弾については比較的簡単に手に入る。
けど自動小銃自体は手に入れられない。
そんな設定です。
ただまぁ日本はお国柄、特異点で支給される弾丸にナンバリングしてあって、発砲したらその空薬莢のナンバー控えて役所に届けろ、という規則になってますが。
軽見さんの作品はね、気にしないでと言われても気にしますよ。
似たような境遇(pixivからの移籍組)ですから。
とはいえ、ちょっと最近忙しいので、ゆっくり見させて貰います。。。
第8話 ウッド・チップ・バレットへの応援コメント
ドンドン指摘して下さいとのことなので・・・せっかくなので書いていきます
木製の非殺傷弾・・・前にグレネードかショットガンサイズの円柱状の物の写真を見た事が有る気がする気がするのですが、あまり聞きませんね。ガス圧利用方式の銃(空砲では作動しないタイプの物)で演習する為の木製の弾頭を使った弾があるみたいですが。
暗殺後、弾頭が体内から見つかりにくくするための弾頭だと骨や歯を使った物だったり(頭を撃って頭骸骨の破片と混じって分かり難くさせる)。や検視の際にレントゲンに映らない様に弾頭をプラスチックやグラスファイバーにしたものなんて物があったらしいです。
>それとセミオートガンでは、魔法による調整が難しいということだろうね。
との事ですが、魔法使わなくてもオートマチックで今回使ったような特殊な弾丸を使うとガス圧が変わってうまく作動しないでしょう。ハンドメイドの様ですし。
しかし・・・木製の凶器で殺害後、魔法で治癒して人体組織と混ぜて分からなくさせる方法ですが・・・。銃で脅すのが目的だったので撲殺後に普通に治すのではダメだったのでしょうか?
作者からの返信
指摘ありがとうございます!!
軽見さんにはお世話になってるし、ガンガン指摘してくれていいですよん!! むしろウェルカムです!!
> 木製の非殺傷弾
聞かないでしょう?
私も完全に自分の創作だヤッフーと思っていたのですが、「新紀元社 図解ガンファイト」を参考資料に読んだところ、76Pにてまさしく言及されてました。
「ウッドチップ」「弾」でググると他にも出てくる出てくる。
ただ、おっしゃる通り拳銃用の真偽については怪しいところです。
もうちょい調べて書いた方がよかったかもしれません……。
しかし、事実は小説より奇なりという奴ですなァ。
骨や歯、プラスチック・グラスファイバーとはまた物騒な。
そんな弾頭もあるんですね。外傷から分かりそうなもんですが。
そこまでするのかいという感じです。。。
ガス圧の指摘はまさしく軽見さんくらい知識ないと出て来ない指摘ですね。そっちの方がリアリティあってよかったかもです。
流石です軽見さん、さすがです。
まぁ、木製の凶器で……のあたりについてはうぅん確かに。
他にも楽なやり方が幾らでもありそうな気もしないでもないですね。
以下ネタバレですが。
ツイッターの方でちょっとだけ言及してたんですが、主人公はウッドチップ弾(ハンドメイド)を魔法操作することにより、トリッキーな戦闘をするのが本来の戦闘スタイルです。
前話も含めて、Cz75を使っている・現代人であることが全て偽装であり、本来は異世界側の人物であるということを強調するために、あえてこういうColtパイソン+ウッドチップ弾なんてものを持ち出して、演出した次第であります。
なんというか、そういう「主人公の特異性」「ネタばらし的な」面を目指したのですが、結果として違和感につながってしまったというのは、私の技量不足という所でしょう。すみません。
という所で、撲殺しないのは、撲殺するだけの体力がないからです。
主人公はタフなワイルドガイではなく、ひ弱なエルフですので。
したって、じゃぁ、もうちょっと、魔法で窒息死させるとか、いろいろあるんじゃないのという気もするので、その辺りはあれですなぁ、考えものですなぁ。
一応、植物操作系の魔法(モーラさんと同じ)しか使えないという設定ではありますが、如何様にもできた気がします。
むむむ。こういう力業が、よくないのかも。。。
という所で。
いろいろと指摘をいただいて、物語の考え方に幅ができました。
ありがとうございます!!
そしてダーティワーカー応援してあげられなくてごめんね。
追ってはいたんだけど、レビューできる程度に話が進む前に、ゲッシュ期間に入ってしまって。。。
ほんと申し訳ない。。。
第6話 銀の弾丸への応援コメント
コック&ロックって単語が出てきて「Cz75ってコック&ロック出来たっけ?」と思いましたが、知れべてみたら出来るみたいですね、不勉強でした。
ダブルアクションの銃ってセーフティがデコッキングレバーをかねてるものが多いですからつい出来ないものと思ってしました。
作者からの返信
おぉ、さっそくの指摘コメントありがとうございます!!
この辺り、私も今回手探りで書いてる(そもそもミリタリは門外漢)部分があるので、こういう指摘いただけるの助かります。
うーん、たぶんなんですけど、参考にした資料本にできるよ――みたいなことが書いてあって、書いただけの描写かと。
そういう所に鋭くメス入れてくるとは流石です。
なんか気になる所とかあれば、バンバン指摘してください。
よろしくお願いします!!
第3話 シスターフレンズはお悩みへの応援コメント
Cz75ですか。私はイタリアンコピーのタンフォグリオのStockⅢ方が好みです。あのガッシリとしながらもスマートな外見がたまりません。
それにしても男の娘は異世界生物だったのか・・・・
作者からの返信
応援コメントありがとうございます!!
ノベゼロコンでダーティーワーカー書いてる軽見さんが監修してくれるとなると心強い!!
そして、さっそくいただいたコメントについていけない私が居る。
ライセンス切れやら、いろいろな要因で銃構造のコピーがあるのは、資料漁ってて知ってましたが……。
ほへー、イタリアンコピーのStockⅢですか。
あとで調べてみよう。
男の娘はあれですね――天麻さんの作品の影響ですかね!!
(私信欄で他作家さん弄りをするのはどうなのかと)
第7話 飛ぶが如くへの応援コメント
では今回も・・・・とは言っても今回はかなり砕けた話なのでツッコムだけ野暮ですが。取りあえず気になった所を書いておきます。
>ショットガンを構えていた男が引き金を引く。同時に、その横で、小爆発が起こった。体半分、肉塊をはみ出させた惨めな姿に変わり果てた末広の舎弟。
ショットガンが暴発した程度で肉塊に!? 12ゲージ(多分そうですよね?)が手榴弾以上の大火力になるって魔法ってえげつないですね…(笑)
ちなみに銃は暴発しても破片が飛び散らない様に鋼材に柔軟性を持たせてます(カートゥーンアニメで銃が暴発した時に銃身が花が咲いたように裂けますよね、あんな感じです)。仮に鋼材がナイフ並みに固いと、砕けて破片が飛び散るので非常に危険ですのでそうなっています。
そしてそんな爆発が起きても運転し続けるバカ野郎さん。やっぱB級映画的な悪党はこれぐらいでないと・・・・
ところでこの運転席のバカ野郎さんって誰なんでしょう?末広は怪我が酷いですし助けに来た仲間の1人でしょうか?
仮に末広だったとして脚は撃たれて足は片方ハンマーで潰されてますし、片足は無事だったのでアクセルは踏めた? 右手も手首から切断されていてハンドル操作しながらシフトチェンジもできないでしょうし・・・もしかしてオートマのスポーツカー!?
>末広たち
って言ってますしバカ野郎さんは末広では無いんでしょうね・・・。個人的には血まみれでもがく悪党って好物なんですが。
>「飛びながら、という表現が適切ではなかったな。落下しながら正確に的を撃ちぬく自信はあるか」
技術的にはかなり難しいでしょうね。タイミングの問題もありますが、銃のサイトって地面に真っ直ぐ立って構え、重力の影響を受け放物線状に飛ぶ弾丸がターゲットの居る距離に丁度当たる様に設定されてますから、空中を不安定に飛びながら下に居るターゲットを狙うとなると勘で撃つしか無いでしょう。
>フルはサイドバッグから、斧を取り出すとそれを地面に叩きつけた。急ブレーキ。
斧の強度も凄いですが、そんな事をして千切れないドワーフの身体能力とバイクの車体の強度も凄いですね。防弾チョッキなんて着てなくてもショットガンぐらいなら耐えられそう…流石ヒーローと言われるだけはあります。
作者からの返信
>ショットガンが暴発した程度で肉塊に!? 12ゲージ(多分そうですよね?)が手榴弾以上の大火力になるって魔法ってえげつないですね…(笑)
いやうん、すみません。これも暴発するとどうなるっていう、現実的な所をよく知らずに書いちゃった感じですね。至近距離で打ち込めば肉塊になるくらいなんだから、これくらいの威力があるんじゃないかで書いちゃってます。非常に申し訳ないです。そっか、暴発しても、大丈夫なようにそりゃ作るわな……。
> 馬鹿野郎さん
舎弟その2ですね。ショットガン構えてる奴と、一緒に助けに来ました。前の話でも、ショットガン野郎が車からショットガン持って身を乗り出して向かってきているので、運転手さんです。
せっかくいい車運転しているんに、南無という奴です。
> ブレーキ
これね、本当にね、これをね、やりたいがために、この章は書いたのよ。ドワーフのタフネスさをね、これでもかと知らしめたいために。なのでファンタジーで許して頂戴。
ただ、腕の周りはどうなんだろう。筋繊維の方向には強くても、それを断つよな攻撃を加えられたら、また違うのでは――。
あかん、人体の仕組みみたいな本までよまないと駄目だこれ。
というところで。いつもありがとうございます。