応援コメント

第9話 優しい引き金」への応援コメント

  •  今回もいきます。マメ知識も入れますが今回も多くなってしまいました「ここまではいらない」と思われましたら遠慮なく言ってくださいね。
     あと、前回マカロフのダブルカラムは13発だと書きましたが12発でした。すみません




    >相手が、こちらに銃口を向けるより早く、俺は人ごみの中へと紛れ込む。勇猛で知られるヤスクールも、同族を撃つことには抵抗を感じるだろう。

    >そんな心理を利用して、俺は更に敵との距離を詰めた。

     追跡者を振り切る為に人混みの中に隠れるテクニックとして、追跡者は相手の頭の高さを目安にしてしまいやすいので(人混みの中だと相手の頭しか見えない状況が多い)、姿勢を低くし頭を少し下げると追跡者は目安を失って(相手が視界に入っても追跡者の視線は相手の頭の上を通り過ぎてしまい易い)混乱させて追跡をまくテクニックがあります。

     理屈は簡単ですが相手に姿勢を低くしたことを気取られない様にタイミングを計りつつ、周りに溶け込むように自然に振る舞わなければならないので地味に難しかったりします。主人公はこうやって近づいたのかな?





    >植物魔法により、弾性のある樹をそこに生やした俺は、それに飛び乗り大きく跳んだ。目指すは検問所の門の上。丁度、僅かにせり出ているひさしだ。

     銃撃戦では高所に居る方が有利なのはセオリーですが、空を背にして立つのは避けます。曇り空でも空は結構明るいので自分のシルエットがはっきりと浮かび上がって狙われやすいです。逆に太陽を背にして相手の目をくらます方法もありますが。





    >最後に残った豊野が、俺に向かって銃口を向けて来たのだ。ドイツ製『H&K USP』。

     相原の銃がルガーの17連発と言う事だったのでSR9だと思ってましたがUSPもSR9も私物なのでしょうか?

     普通組織で銃を運用する際は銃を出来るだけ統一します。非常時に弾や弾倉を共有できないとまずいですし、故障したさいもパーツを直ぐにそろえられるので運用が楽ですから。

     相原の場合は非常時にしか戦わないので、実用よりもボスとしての拍を付ける為にあえて違う銃を使ってるのでしょうが(バックアップとしてマカロフ持ってそうけど)

     


    >しかし、そのへっぴり腰では、俺の身体を貫くことは不可能だ。いかつい顔と体格をしておいて、こいつ、意外と運動神経については鈍い。銃口一つこちらに向ける動作にも、どこか落ち着かない感じがあった。

     銃を撃つ”超”ド素人の私の印象なんですが、ヘっぴり腰と言うより突っ張った印象を受けました。

     まず腕を思いっきり伸ばして最中を後ろに反らす(銃の重みに耐えられず、バランスをとる為に銃と逆方向に自然と身体が傾いてしまう)

     力み過ぎて脚が棒立ち(スポーツなどでもそうですが、脚を軽く曲げて遊びを作らないと動けないですしバランスも取れません)

     これらが合わさり銃の反動を上手く受けれないので見ていて非常に怖いです・・・・ブルブル



    >こいつ、スライドも、セーフティも解除していないのに気が付いていない。 咄嗟のことで忘れてしまったのだろう。初心者あるあるである。

     スライドもとは薬室に弾が入っていないと言う事でしょうか? スライドを中途半端に引いてしまい薬室に弾が装填されないミスもありますし(主にボルトアクションライフルで良くあるミスですが)



    >もう一度、ちゃんと銃の講習受けて来い。馬鹿野郎ども。

     免許取ったまま車を20年運転してない人の運転ぐらい信用できない腕前ですね(笑)。でも職業柄そんなのあり得ないでしょうし・・・・豊野は嫁さんのコネが生きていてどうにかやってこれたのでしょうか。

     相原は・・・・謎ですね。本来なら銃の携帯許可すら出ない腕前ですし。調査に関するレクチャーすら受けてないんじゃ・・・。

     二人とも銃を頻繁に撃たない役職だったのならもっと小型な銃が支給されてもおかしくないのに、大型拳銃を好んで持ってるのも違和感があります。


     あとは、相原にウッドチップを撃たせるときに「魔法補助無しじゃ空中分解するんじゃ?」と焦りましたがちゃんとサポートされてホッとしました。

    作者からの返信

    監修ありがとうございます。すげぇ。
    これほんと勉強になるな……。

    > 理屈は簡単ですが相手に姿勢を低くしたことを気取られない様にタイミングを計りつつ、周りに溶け込むように自然に振る舞わなければならないので地味に難しかったりします。

    いやもう、これは全速力で人ごみの中を突っ走ってるだけです。
    相手は銃の使い方なんて、ろくに知らない異世界人なので。
    向こうが銃撃を迷う行動をして虚をついただけの描写です。
    ですが、このテクニックはそのうち、次のアクションもの書くときにでも使わせてもらいます。
    ぐへへへ、いいこと聞かせてもらった。

    > 銃撃戦では高所に居る方が有利なのはセオリーですが、空を背にして立つのは避けます。曇り空でも空は結構明るいので自分のシルエットがはっきりと浮かび上がって狙われやすいです。逆に太陽を背にして相手の目をくらます方法もありますが。

    これもそこまで深く考えてないですね。
    相手が数人だったので、前方に居ると見せかけて突然後方に現れ、そこから、早撃ちで一掃する程度の演出です。
    多人数相手にするガンアクションの見本として、次の時には使わせていただきます。ぐへへ……。どんどんただで賢くなれるぞ。

    > 相原の銃がルガーの17連発と言う事だったのでSR9だと思ってましたがUSPもSR9も私物なのでしょうか?

    えっと、豊野は元海上保安庁職員ですけど、渉外官なので後方勤務ですね。現場には立ったことのない人物です。なので、銃は使えない。
    という設定にしたつもりでしたが、この辺り掘り下げが足りなかったかもしれません。そして、海上保安庁の現場職員が銃を保持していること、レクチャーを受けていることをググってしる私。
    これは素直に知りませんでした。猛省。

    また、既に豊野は保安庁辞めてるので、銃は私品です。

    相原のルガーは、正式装備調べてなんかなーと思ったので、ルガーSR9にした覚えがあります。こちらも私品になります。
    ほんと、この世界の警察は仕事してないですね。。。

    > スライドもとは薬室に弾が入っていないと言う事でしょうか?

    ご指摘の通りです。
    豊野はもう、現場を知らないキャリア的なあれだと思ってください。

    > 相原は・・・・謎ですね。本来なら銃の携帯許可すら出ない腕前ですし。調査に関するレクチャーすら受けてないんじゃ・・・。

    うーん、相原も警察庁勤務なので、現場でごりごり動いてるタイプじゃないですからね。今回、いてもたってもいられず、直談判して出てきたくらいですから。つっても、研修期間や銃の訓練はあったはずなので、もうちょっとしっかりして欲しいのは確かです。
    あんまり深く考えていなかったですけど、刑事部異世界犯罪課って左遷先なのかもしれないです。後手後手だし。

    > 二人とも銃を頻繁に撃たない役職だったのならもっと小型な銃が支給されてもおかしくないのに、大型拳銃を好んで持ってるのも違和感があります。

    という訳で、上で説明した通り二人ともかなりお偉い役職で、現場に出る必要のない人たちです。
    それでもって一方はもう辞めてるから銃持てないし、そもそも職務中に銃持ったことがない。もう一方は、熱意はあるけど、後手後手で内勤メインなので銃を久しく使ってない。
    だからちぐはぐな銃を私品で揃えてくる。

    名ばかり刑事とんちんかという奴ですな。

    せっかく指摘してもらったし。
    今度、まともな刑事を大阪府警とかから出す話を書こう。。。

    以上です。すみません、寝ぼけながら書いてるので、失礼などあったらご容赦ください。