ジェントル・フロッグ

あゆむの大学には『八年生会』と呼ばれる秘密結社が存在した。
しかしんなもん関係ねえ。
彼は少しだけ不当な扱いを受ける普通の大学生である。ただ異常に猫が好きだった。猫と『憧れの人』を信奉していた。
だから！　自分の不当な扱いは許せても、その二つが『現在進行形で被る不利益』だけは断固許せなかった。
あゆむは怒る。「うおお神は死んだ！」ちょっと意味はわからない。
しかし彼らの不利益の裏には確かに『八年生会』が存在したのである。
だから宣戦布告した。
これを打ち倒すべく、緑色の紳士『ジェントル・フロッグ』として…。