概要
風、空、月。野山の生き物。人がそんなものたちの一部だった頃の物語。
風、空、月。
闇。
四季の花々や、野山の美しさ。
そこに息づく生き物たち。
人間が、そんなものたちに包まれて生きていた時代。
そんなものたちの、ごく一部だった時代。
説明のできない、何か不思議なものが、不意に目の前に現れる。
儚くかなしい物語が、ひっそりと始まり……
誰にも気づかれないまま、静かに終わっていく。
そんな、自然の中の無力な人間が、もしかしたら経験したかもしれない……ひたすら静かに、密やかな物語。
三つの昔話を集めた短編集です。
闇。
四季の花々や、野山の美しさ。
そこに息づく生き物たち。
人間が、そんなものたちに包まれて生きていた時代。
そんなものたちの、ごく一部だった時代。
説明のできない、何か不思議なものが、不意に目の前に現れる。
儚くかなしい物語が、ひっそりと始まり……
誰にも気づかれないまま、静かに終わっていく。
そんな、自然の中の無力な人間が、もしかしたら経験したかもしれない……ひたすら静かに、密やかな物語。
三つの昔話を集めた短編集です。
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!儚くも美しい想い人を綴った昔話、泣けますぜ!
現在までに発表された昔話を、一本にまとめられたのが今作となります。
文章力、構成力に定評のある作家が昔話を描いたらどんな世界へいざなってくれるのか。ぜひとも多くのかたに読んでいただきたいと思います。
なんと悲しくも、美しい物語たちなのでしょう。
四季に彩られる日本。西洋で伝承される昔話と一線を画しているのが、この四季を背景にしている点ではないかと思われます。
「しろぎつね」、「銀の蛇」そして「竜胆ーりんどうー」。それぞれに共通しているのは、男女の愛と絆。
けっしてハッピーエンドではありません。いや、角度を変えて見れば幸せな終幕、大団円なのかもしれません。
愛する人を想う心を、昔話という形で表…続きを読む