大きいことは、いいことだ!

 だって、それだけで強いもんね!

 この作品の魅力は、サイズ感だろう。

 巨人(一般人)という無理なく納得させられるチート。
 小さくて可愛い姫。
 徐々に距離が狭められていく2人のサイズ差。
 恋の障壁は、大きければ大きいほどいい・・・・・・いや、かなめクンちょっと大きすぎやしませんかね・・・・・・

 本来、倍くらい、いや、4倍の文字数くらいあってもおかしくはない内容を短編、日帰りというミニマムさにダウンサイジングして、仕上げてくれているのだ。

 キャラクターが望み、読者に望まれた形。
 これぞ異世界、これぞテンプレート、やはりボクは王道を往く。

 その踏み出した一歩の先に、カタルシスを見よ。

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