あの花を奪われた日のことを僕達は決して忘れない

本屋のバイト店員は激怒した。
必ず、かの 邪智暴虐のＫ王を除かなければならぬと決意した。
バイトにはＫ王国の事情なんて分からぬ。バイトは、本屋のラノベ担当である。在庫をチェックしたり、シュリンクされたラノベをただ綺麗に並べる仕事をしていた。けれども邪悪な送りつけに対しては、人一倍に敏感であった。



訳：今日バイトに来てみたら、頼んだ覚えのないラノベが大量に入荷してて、ウチの店の棚面積からして明らかに他の出版社の平積みの場所を占領するの前提の量で、相談もなしにそんなにいきなり送り付けてきたＫ王国の横柄さに怒りを感じ、むしゃくしゃしたけど、電話で営業に抗議する度胸は持ち合わせていないので、擬人化して創作の世界の中でぎったんぎったんにして懲らしめてやろうと思った。