まるでゲームのような

RPG由来のWeb小説は数あれど、ここまでゲームに振った作品も珍しい。

ゲーム臭さを消すのではなく、あえてゲームにしてしまっている逆転の発想がそこにはあるのだ。

舞台は超高齢化社会が現実となったポストアポカリプス。
しかも高齢者は弱者などではなく、支配的な身分にある。
延命処置やパワードスーツなどで武装した老人たちとの理不尽な戦い。

主人公は対武装老人用の地雷制作会社に務めていた。
もうこの設定からしてカオスだったりするのだが、本作はそんなことで驚いていては心がもたない(ぁ

ちなみに本作はあくまでのSF作品ではなく、異世界転移ものである。
なのでスタートはもちろん「例の方法」で異世界へと転移してくるのだが――。

書き手の「書きたい」がこれでもかと詰まった作品。

普通の異世界転移ファンタジーに飽きたひとは、一度のぞいてみては?

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