狼と赤ずきん

楠木紗綾

昔々、ある所に仲の良い3人の家族が住んでいました。

一人娘の紗楽ちゃんはいつも赤いずきんを被っているので、周りからは『赤ずきんちゃん』と呼ばれていました。

赤ずきんちゃんはいつも明るく元気でお父さんやお母さんとも仲良しでした。

さて、今日はお母さんからおつかいを頼まれています。どうやらこの籠をおばあちゃんの所に持っていく様です。

お母さん｢いってらっしゃい、帰ってきたら沢山のご馳走を用意してあげるからね｣

お父さん｢最近狼が出てくるらしいから気を付けて行くんだぞ｣

紗楽｢わかってるよ！大丈夫！それじゃあ、いってきまーす！｣

こうして赤ずきんちゃんこと紗楽ちゃんはおばあさんの家に向かうのでした。

何が起きているとも知らずに……

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