第4話 kntmの味と持ち主その後1

何も言われず出されても、違和感を感じる程度のお味です。

つまりは別においしくないよ

よかったね、とついてる人々にはお伝えしたい。

ちなみにしばらくの間は男性陣からは恐怖を帯びた目で見られました。(私じゃないのに)


臭みが少しあって(私のせいか)、味はレバー的な感じです。

食べれなくはないけれど、そもそもレバーが嫌いです。

きんたまおいしくないよ。


馬に関わる人たちがよく聞かれる問題、

「馬肉って食べますか?」


廃馬になったら馬肉になるのよ、というまことしやかな噂が流れている馬業界。

結論から言うと私はおいしくいただきます。

端的に言うと乗用馬と食用馬は違うから人間の口には入らないというのがその理由です。

(人間以外の口にはどうも入るらしいですね)

これは食用に育てられた犬です、と言われても食べられそうにもないのに勝手なことだなぁとは思います。

食べられる肉と食べられない肉の区別なんて主観でしかないなぁと。


鹿は可愛い。でも食べられます。(食べた)

イルカは乗ったことがある。食べられるか微妙。(食べる文化に文句はない)

クジラは見たこともない。食べられる。(イルカとの違いは大きさだけである)

伏見稲荷神社周辺で売ってるウズラ、すずめの丸焼きは……進んで食べようとは思わないかな。

死んだ人を食べて供養する文化のある民族がいてプリオンに異常を来たす病気がその地域には存在するというのを聞いたことがあるけれど、こちら食べる文化に文句はない。


何がどういう基準かというと、感情移入出来るかどうかであって、

さっきまで生きて動いてたもの、あるいは想像出来るもの、に関しては嫌だなぁという気持ちを抱えざるを得ない。自分の関わらない範囲ならば、食べられる人はご自由にどうぞ。

魚すら捌けるのに〆れないものなぁ。




いやでもやっぱきんたまは食用でもどうよ。

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