第2話 kntmを食った話 2

2、kntmを食べた話


またまた少し説明です。

各人に対して[担当馬]なる制度があるんですね。

練習の度、初心者は色んな馬に乗るのですが、お世話する馬は固定なのですよ。

そして担当の中で連綿と引き継がれるノートがありまして、馬の体調のこと以外にも日々の出来事や担当者の愛が綴られていたりして、面白いので結構遡って読むんですよね。

で、先の発言の彼女はその日誌の中で見てしまった訳です。


「今日、担当馬のき○○まを食べた」


き○た○を食べたー!

食べたのか、この子の○ん○ま食べたのか。(期せずして五七五)

まぁ言ってしまえば馬肉だものな・・ホルモンっちゃホルモンよな。

牛もおっぱいとか棒のとことか食べられるらしいし。

気になりますよね。しかもこうしてチャンスが巡ってきてしまった訳で。

きっと彼女の頭の中は○んた○でいっぱいだったことでしょう。(風評被害)


悩んだ末の決断だったわけですね、ええ。



ところで皆さん解剖ってやった世代の方々ですか?

私はそろそろ無くなっていた世代なのですが、高校のとき初めてアフリカツメガエルの解剖をしました。

学ぶために命をいただくということ。

食べないなら、殺すな。

動物が好きな人にとってはこういう考えの方は結構いらっしゃるかと思います。

私だってなるべくそうです。

ちなみに高校のときは、その後希望者のみの「足のからあげ」があったので、参加しました。

魚と鶏の真ん中くらいの味がしましたね。


閑話休題

kんたまを食べることは、人間の都合で今回knたまを取られることになった彼への、せめてもの報い、弔いであるかもしれません。彼のkntまを食べることによって、彼のkntmは我々の中で永遠に生き続けるのです。嘘ですけど。

まぁ、そんなこんなで去勢をする先生に話を通され、きん○たまは捨てずに我々がいただくことになりました。


「瓜ちゃん、私たまたま授業と手術の時間かぶっちゃって、ほんとに悪いんだけどきんたま貰っといて」



まじですか。

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