宝余(ほうよ)は、涼国の公主として、隣国・烏翠(うすい)の王・顕錬(けんれん)のもとへ降嫁することになった。顕錬は、烏翠では国を滅ぼすと噂される「紫瞳の国主」だった。国同士の政略とはいえ、宝余を迎え…続きを読む
主人公の宝余は、強いひとだ。別に、クマを倒せるとか一日で千里を走るとか、そういうことではなくて。平穏な暮らしを終わらせられても、嫁いだ先で理不尽な仕打ちを受けても、必ず前を向き直る。そんな…続きを読む
17歳の宝余が海辺の涼国から隣国烏翠の若き国君のもとへ公主として降嫁するところから、運命の物語の序幕が上がる。それはただ後宮を舞台にした恋物語や陰謀劇にはとどまらず、烏翠の国を挙げた擾乱を引き…続きを読む
作者である結城さんの作品を読むと、素晴らしい描写な点が当たり前すぎて、こうしてレビュー書こうとする際で毎回触れる私は馬鹿なのかと思う。 だが、結城さんの作品に初見の読者も居るので、やはり触れる…続きを読む
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