飲んだ帰りに玄関先で出会う幼子。聞き出せたのは「わたる」の一語。少年の黒い瞳の奥に広がる世界に気づいた次の瞬間、二人は天翔ける巨鳥の双翼に乗り美しく広大な大地を見下ろしていた。幾度も訪れるわたるの瞳界の謎と、徐々に明らかになる二人の使命にわくわくし、結末の大きな感動へノンストップで導かれた。また、演劇部時代の先輩りえりーと会社の先輩くろなのコロコロと主導権が替わるやりとりも非常に軽快で楽しかった。
この世界ではいつだってふるいにかけられる。当たり前のことだ。何をそんなに怖がっている?りえりーの言葉にどきっとさせられます。選ばれない人間は黒い穴に落ちていく世界で、たった1人の家族のわたるを探…続きを読む
女子高生りえりーの隠しておきたい秘密の穴とは?下ネタかと思ってましたけど、そう来たか……。(以下ややネタバレあり)針の穴からワームホール、法の抜け穴までありとあらゆる穴が出てくるの…続きを読む
冒頭が異世界に通じる黒い穴から出現した別世界のわたる軍団にりえりーと穴太郎が振り回されているという意表を突いた展開から始まっていてとても興味を持って読む事が出来ました。異世界と聞くとファンタジーが…続きを読む
穴太郎が部下のりえりーの鼻の穴に指を入れ、その衝撃で超磁場が発生し異世界転移するという衝撃的な場面で始まる本作。マンホールの穴、ちくわの穴、穴と雪の女王、穴という穴を蹂躙し征服していく穴太郎に興奮…続きを読む
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