飲んだ帰りに玄関先で出会う幼子。聞き出せたのは「わたる」の一語。少年の黒い瞳の奥に広がる世界に気づいた次の瞬間、二人は天翔ける巨鳥の双翼に乗り美しく広大な大地を見下ろしていた。幾度も訪れるわたるの瞳界の謎と、徐々に明らかになる二人の使命にわくわくし、結末の大きな感動へノンストップで導かれた。また、演劇部時代の先輩りえりーと会社の先輩くろなのコロコロと主導権が替わるやりとりも非常に軽快で楽しかった。
この作品が文学であるのか哲学であるのか、それは受け取り手によって解釈のわかれる部分だろう。黒い穴に落ちるという行為は、誰の人生にも起こりえる出来事でありながら、同時に人間の心の在り様を表現している…続きを読む
この物語は生後24ヶ月のわたるが日本のとある公園で落とし穴に落ちて、異世界に来ちゃいます。魔王、トリーはわたるの存在に気づき鳥たちを派遣して元の世界に戻そうとしますが、勘違いした娘のりえりー(満月に…続きを読む
2歳のわたるが転がっていったボールを追いかけて転んだ瞬間、空間の歪みから生じた黒い穴に吸い込まれ、異世界へ行ってしまう所から物語は始まる。道に迷った時に出会った、りえりーの息子としてペットの話す鳥…続きを読む
FF外から失礼するゾ~(謝罪)この作品面白スギィ!!!!!自分、感想いいっすか?りえりー、某放送局の窓際係長。併しそれは表の顔に過ぎない彼女には穴太郎直属の特命係長として様々な穴を解決すると…続きを読む
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