その双眸に潜む、壮大な感動。

飲んだ帰りに玄関先で出会う幼子。聞き出せたのは「わたる」の一語。
少年の黒い瞳の奥に広がる世界に気づいた次の瞬間、二人は天翔ける巨鳥の双翼に乗り美しく広大な大地を見下ろしていた。
幾度も訪れるわたるの瞳界の謎と、徐々に明らかになる二人の使命にわくわくし、結末の大きな感動へノンストップで導かれた。
また、演劇部時代の先輩りえりーと会社の先輩くろなのコロコロと主導権が替わるやりとりも非常に軽快で楽しかった。

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