ファンタジーではない、ホラーである

 主人公が異世界で体験することをつづったハートフルストーリーであるように見えるが、序章からちらりと見える不協和音が中盤から本領を発揮する。
 黒い穴の謎を追えば追うほど恐怖に満たされる。しかし、主人公もキりえりーも止まることができない。なぜなら、調査を止めても迫るものは止まらないと本能で感じるからだ。
 最後に黒い穴については解明されるが、私の解釈と同じかは全くの未知である。

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