編集済
太陽への応援コメント
随分と時間をかけてしまいましたがようやく読み終える事が出来ました。
刈羽はヘアピンを『あげた』わけでもなく、『捨てた』のでもなく『預けた』のですから無意識のうちにいつか返してもらうつもりがあると受け取りました。
彼の人生はままならない事が多く、これからも苦難に満ちた道のりでしょうが、いつの日か2人が再開する事を願わずにはいられません。
吸血鬼ものでありながらも『蒼穹』や『陽光』を機体名に使われていて疑問に思っていたのですが最後付近の演出に上手く使われていたと感じました。
ラマイカさんが見せた大いなる光が彼の暗闇と言う名の人生を進み続けた先にあると信じて……!
作者からの返信
読了ありがとうございました。お疲れ様です。
そうです、彼はもう自らの死を望んでいた彼ではありません。
いつかきっとラマイカや友人の元に帰ってくる、かもしれません。春の劇場版とかで。
最後までお付き合いいただいて本当にありがとうございました。
血吸人形への応援コメント
吸血人だからこその死を目の当たりにして、テンションが落ちるカリヴァくん。
ですよね、そうですよね…どこかやっぱり、ダークヒーローにはなりきれない。
やっぱり、何者にもなりきれない、なれていないところがグッときます。
ここぞという時がもしかしたらくるかもしれないけど、それは今じゃない。
そして、やっぱりラマイカさんが男前美人で格好良すぎる!
作者からの返信
毎度コメントありがとうございます。
やっぱり人間、振り切れた存在にはなりたくてもそうそうなれるものじゃないです。
刈羽君は基本読者の感情移入を阻みかねないアレな子ですが、
その辺のどうしようもなさややりきれなさに共感していただけると嬉しいなって。
鉄棺への応援コメント
亡き姉の声に導かれた、その先には新型の主人公機が!
いい…耽美系ピカレスクロマンの中の、王道いい!
暑苦しさはないのに、要所要所でカリヴァくんも熱いしね。
自分はいいとして子供達を守りたい、一貫して自分に執着がない主人公。
死んだ姉の格好で、死んだ姉の代わりに生きてるからでしょうかね。
この、カリヴァ君の自己に対する妙な執着のなさ、物語のキモな気もします。
次回も楽しみに読ませていただいますね~
作者からの返信
自分を大事にするにも才能というか、そう育てられる必要がありますからね。
元々両親から「おまえは大事な存在だ」と教えてこられなかった上に自分を大事にしてくれた姉を喪った時点で彼も自分自身を大事にする根拠を失ってしまったのです。
これからも「命なんて軽いものさ特に俺のはな!」なカリヴァの活躍に御期待ください。
太陽への応援コメント
完結おめでとうございます。
TLや作品を拝見していると砂漠谷さんとしては不本意な部分があったかもしれませんが、最後まで楽しく拝読させて頂きました。
特に「人型に変形するヴルンヒルダ」は本当に感動しました。
蒼穹の頂、というネーミングも今にして思うと
最後に刈羽君が地球上の生物の頂点として立ちはだかる展開を暗示するようで
素晴らしいです。
また、今作の登場キャラはどのキャラも自分の意志があって好きなのですが
特に妖怪メイド二人組が、「ただの可愛い直球マスコットキャラ」という砂漠谷さんの作品に珍しい雰囲気が
とても斬新で好きでした。
改めて、作品完結お疲れ様でした。
作者からの返信
いつも応援ありがとうございました。おかげで完結にまでこぎつけることができました。
妖怪メイドは恒例の「実は敵」だったはずで、投獄中の刈羽に渡そうとした差し入れも口封じ目的の毒入り御飯だったりしたのですが、完結するために色々端折ったおかげでただのマスコットに……。
何しに出てきたのかわからないキャラになってしまいましたが、心に残ったのなら幸いで御座います。
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
膝枕への応援コメント
カリヴァくん、結構平気だなって俺も思いました…ドライ、ですね。
なにせ日本にいた時から物凄い凄惨な生き方をしてきましたもんね。
この、ネジがダース単位で足りないレベルの危うさ、魅力的です。
でも、感情がない訳でもないし、クールを気取ってる訳でもない。
親しい人のために激昂し、憎しみを持って復讐を果たしましたしね。
で、ラマイカさんの膝枕…いいなあ、羨ましい…なんで腿枕じゃないんでしょね(笑)
作者からの返信
なにぶん、殺人によって幸福を勝ち得たという成功体験を得てしまった子ですからね。
没設定ですが「暴力で物事を解決することに対する心理的ハードルが低い」というのがありました。
(実際は姉という名の『理想の人間』像を装うため表面的には温厚)
膝枕の謎、ググってみると「通常『膝』というのはもも前面部のことを指す」からだそうです。
そもそも膝枕を英語で言ったら腿枕になるんじゃないかと今気づきましたが、
ちゃんと「lap(膝)」を使うそうで。助かった……。
救出への応援コメント
シスター…どうしていつもこう、カリヴァくんの大事な人は去ってゆくのか。
そして、どうして置いていくのか、カリヴァくん本人ではないのか。
常に喪失と放棄しか与えられない中、彼は姉への愛だけで生きていけるか?
これから得るものでもなく、今持ってるものでもない、失ったものを支えに…
いやしかし、美人のシスターでもちゃんと「怖い吸血鬼」として書くの、イイ!
作者からの返信
子供の頃、特撮やアニメで「主人公と仲良くなるけど結局死ぬ」系敵キャラが逝くときに光の粒になったりするのが納得いきませんでした。そこでシスターも吸血人としての怖い部分、強い部分を描写し、ついてはもっと惨たらしく殺そうかとも思いましたが、あんまり読者受けしなさそうなのでやめました。
まあ、死ぬ時点で読者受けしないのかもしれませんが。
やはり主人公たるもの、後戻りする道を全て断たれてからが真価と思っていますので……。
罅(ヒビ)への応援コメント
ああ、カリヴァ君…アルバイトを失い、変な噂が立って名誉挽回不能…
頑張れ、強く生きろ!退廃的なピカレスクロマン、盛り上がってきましたね。
ラマイカ様との血婚、是非…ぜひぜひ!主人公には推しヒロインとくっついて欲しいマン!(笑)
吸血鬼に支配された英国という、独特な世界観の演出も、細部が上手いなあ。
ちょっとしたスラングやジョークも、作品の存在感UPに貢献してますね!
作者からの返信
コメントありがとうございます。
そういえば最初の構想時は恋愛物で、普通に主人公とヒロインがくっつく流れのはずだったのですが、主人公にシスコン属性をつけたおかげでだいぶ茨の道になりました。
誰とくっつくか以前に……誰かとくっつけるのかこの主人公……
A.D.2009 東京への応援コメント
この鬱屈した仄暗い世界観、歪な人間性の闇が凝結したようなドラマ。
その中で、主人公の劇場が爆発するドラマに痺れますね。
やっぱり、狂った環境に虐げられると、狂ってしまうのかも…
それが人なら、正しく刈羽君の行動は必然で、当然にも思える。
その狂気、狂奔が痛々しいのに、不思議と盛り上がっちゃいますね!
読み直してみて、倒錯した耽美な世界観の中に新しさを感じました!
作者からの返信
「多くの人間が当たり前のように享受しているものを得られなかった人間が抱える闇」というテーマは昔から私の心を惹きつけるもので、今まで書いた主人公の9割が家庭に問題を抱えてたりします。
そうした主人公の1人である刈羽の狂気が伝わったなら幸いです。
A.D.1353 モラヴィアへの応援コメント
改めて今、続きから読もうと思いつつ、一話目に戻ってまいりました。
自分の惰弱な記憶力を呪いつつも、改めて読むと面白いですね…
イングランド、イギリスという欧州の孤島を、正史から逸脱させた瞬間。
黒死病に覆われた欧州という、史実からの分岐の瞬間ですよね。
仮想の歴史の先にある物語と思うと、こっちも一層盛り上がりますね!
作者からの返信
再読ありがとうございます。
導入部としては地味だと思っていましたが好評いただけて幸いです。
あれですね、世界史の授業、もっとちゃんと受けておけばよかったとこれ書いてるとき思いました。
A.D.1353 モラヴィアへの応援コメント
たった1話目にも関わらず、人外とそれによってifの歴史を辿った作品世界の片鱗が見えて来るようで凄い密度です。舞台がイギリスという事もあってか、どことなくパンク系SFの香りも感じますね
続きも読ませて頂きます!
作者からの返信
派手なアクションも目を惹くキャラもなく、ひょっとしたら第2部分から始めた方がよかったのではともたまに思ったりする導入部ですが、そう言っていただけると嬉しいです。
これからもよろしくお願い致します!
茶番劇への応援コメント
ここまで読みました。三話から物語の仕掛けと世界の枠組みが見えてきてぐっと引き込まれます。
主家に対する忠誠心と令嬢に対する冷たく隔てた気持ちから生まれる葛藤が、魔法の一言で抜き差しならないものに一変する作劇の仕掛けも熱いものがあります。とてもいい!!
ちょっと惜しいのは「これから決闘ですよ!」と盛り上げていながら、持ち出されたのがチープWGというまがい物であり、とにかく不格好で劣った玩具めいたものであることが強調され過ぎることでしょうか。
ここは最初の見せ場なのですし、読者を引き込んで熱くさせることに注力しても問題ないように思います。競技用タイプである、とかそういった言いかえで何とか。このチープモデルが真のWGよりも安全かというと別にそんなこともなさそうですしね……
ともあれ、ここまでは実にラノベ的な良さがあり、そして独自性も存分に出ていると思います。引き続き拝読させていただきますね。
吸血鬼を扱ってこれだけオリジナリティがあって面白い、という部分も、もっと大いに評価されていいと思うのですよ。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
チープWGに関しては、あくまで相手の殺害を目的としない決闘なので本物と同じ機体に乗るわけないよね、と思って出したのですが、そういう地味なリアルさを追求して外連味を捨ててるのが足引っ張ってる部分があるので、確かに実機で戦わせるようにした方がよかったですね。
これからもよろしくお願いします。
編集済
呼声への応援コメント
主人公と脇役と周囲がすれ違いまくっているのに、遠くから見るとダンスになっている不思議。
特に報道陣ナイス!
作者からの返信
感想ありがとうございます!