夏の恋人は扇風機ちゃんとクーラーさん

野口マッハ剛(ごう)

ある意味ホラー

「扇風機、もっと風を送ってくれよ」

 そう言う青年はスイッチを手動で切り替える。

「ああ、涼しい。ごめんね? 変な所に君のヤル気スイッチがあるからさ」

 もう! 青年君のエッチ! と青年は脳内でそんな妄想をする。扇風機のスイッチはどこにあるのだろう。

「クーラー、居たのか? なんでそんな天井近くに居るんだ?」

 青年君のことを遠くで見てた。と青年は脳内で会話する。

「よし、リモコンで涼しくなれ」と青年がリモコンを操作した。

 え、青年君ってそんなことするの? と青年は脳内で、リモコンを使った遊びをクーラーにしている、と妄想をする。ここでは書けないことをしている、と。

「お前ら、本当に夏には大切だよな~」

 青年は今、扇風機とクーラーのことをお前ら呼ばわりしたのだが、室内は相変わらず青年の声だけが響く。

 青年は扇風機のスイッチを素早く手動で切り替えする。あっ! ダメ! そんなに押しちゃ! と青年は脳内で妄想をする。

「げっへっへ、扇風機のヤル気スイッチはここか!?」

 だ、ダメ~~~~~~‼

 と青年が脳内で妄想をしたところで扇風機は壊れてしまった。クーラーもタイマーで停止した。


 終わり☆

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

夏の恋人は扇風機ちゃんとクーラーさん 野口マッハ剛(ごう) @nogutigo

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ