わたしと私が重なった。私は、彼女ではない。当然だ。けれど、彼女の中にあるものが私の中にもあるのか、とても強く感情を揺さぶられた。歯をくいしばるように涙を堪えるこの気持ちは、一体なんだろう。わ…続きを読む
小さい頃からずっと、姉に喜んでもらいたい一心で絵を描いてきた美月。有名な画家や、専門学校の友人にも関心を持てず、先生からはパッションが足りないと言われていた彼女が、彼女の作品に向けられたとある手紙…続きを読む
まず何より、色の対比が美しい。イラストレーターを目指している(?)少女の、「あとひとつの何か」を掴むまで。ロンバケなど、表現者の陥る苦悩を描いているが、そこにあるのは単純な「誰かのために」では…続きを読む
これまでずっと、新樫さんの作品を追い掛けて読んできて、大ファンの一人を自認してきた。どの作品にも深い愛情と優しさが詰まっていた。もちろん、今回も。だけど、それだけじゃなかった。どこか、凄みが…続きを読む
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