ペン一本に、何万もかけるの⁉ と、いう方にお勧め。
- ★★★ Excellent!!!
万年筆。それは作家を少しでも目指した人ならば、憧れの文房具である。しかし、学生や収入の少ない人にとっては高嶺の花。今は子供向けに小さな万年筆も売られていて、万年筆のマネが出来るとして、発売当初は売れ行き好調だった。
小生は大学時代に、老舗の文房具店でアルバイトをしていた。万年筆はレジカウンターの鍵付きのガラスケースに並んでいた。小生も万年筆には憧れていたが、その値段に愕然としていた。そんな中、何と、一本五万もする万年筆が一本売れた。驚いた。どんな人が買うのかと思えば、きっとこの作品の作者様のような方が買うのだろうと思った。
万年筆は作中にあるように一般の人にとって管理や手入れが難しい。しかしそんなことも苦も無く行える作者様のように、万年筆愛にあふれた方ならば納得です。皆様もお気に入りの執筆道具をお持ちのはず。
この作品に触れて、もう一度自分の執筆作業を振り返るのもいいかもしれません。是非、ご一読ください。