あとがき

 蛇足ではありますが、あとほんの少しだけ作者としてお話したい事がありますので、よろしければお付き合い下さい。


 群像劇というジャンルは、偉大な先人方が開拓してくれたお陰で、今や人気といってもよいくらい世間に浸透しています。小説だけではなく、海外ドラマや、アニメなんかでもよくありますよね。


 「短編作品に登場させる人物は一人か二人、三人が限度」なんて、これまでハウツー本なんかでも云われてきましたが、現在これだけ群像劇が浸透している中でも、それは変わらないのでしょうか。


 いや、もしかして私たち読者(視聴者)は、すでに「多人数の視点を想像する力」を養う事ができているのではないか。

 そういった考えで、短編に九人(六人と二頭と一個)の視点を入れるという、なんとも無茶なこの作品が出来上がりました。


 上手く伝わってくれたらいいなあ、なんて、心配に体を縮こまらせながら願っています。


 「バタフライエフェクト」を軸にしたお話はまだまだ書きたいと思っています。登場人物、舞台、ジャンル、全て変えた新作として公開できればいいな、なんて。

 その際には、またお付き合い頂ければ幸いです。


 最後までお読み頂き、ありがとうございました


 ――甲乙 丙

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