人生は所詮誰かの書いたシナリオ

そうだとすれば、「私たち」というキャストはただ踊らされているだけなのか?

主人公はE3DRPG(アンシラリー・リアル・ロールプレイングゲーム)のマスター。
彼の書いたシナリオの中で、キャストは演じ、ゲストは冒険を楽しみます。
そんな彼の前に現れたのは、理想のラスボス。金髪ツインテのかわいい女の子ですが、実は!

当初、リアルとE3DRPGは明確に区別されています。
リアルはリアル。シナリオはシナリオ。
だけど繰り返される印象的なフレーズがそれをあやふやにさせてゆき……

人生は所詮、誰かの書いたシナリオ。
そうだとすれば、今楽しいと感じているこの感情も作り物なのか?
生きてゆくことに意味はあるのか?

さて、この物語のキャストたちはどのような結論を導き出すのでしょうか。
彼らを踊らせるゲームマスターとは一体?
胸踊る冒険と、美しい情景描写。
引き込まれるシナリオ。

あなたも参加しませんか?
素敵なE3DRPG。

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