新しいあとがき

 ノベルジムという小説投稿サイトが閉鎖して、この小説が流浪の民となったとき、再び脳内サブに叱咤されました。

「まさか俺たちのことをお前のドロップボックスにだけ保存しておくなんて愉快なことはしないよな」

 と、せっつかれたものの、再投稿という作業は、なかなかに骨の折れるものでした。

 まず、一旦完結まで持って行けた段階で、三つか四つ反省点が出てきています。「ここはもっとよくできた」とか「次に書く時はこの描写をもっと丁寧にやろう」とか、考えるわけです。

 とはいえ、ノベルジム版『リリリリ-Re:Re:Re:Re:-』自体には満足していました。それなりに長い物語を最後まで完走できた達成感もありましたし、一度ピリオドを打った作品にあまり手を加えるのもよくないかなとも思いました。

 しかし、ノベルジムは終わってしまいました。そのサイトで交流のあったウェブ作家の方が投稿を始めた関係で、レビューを書くだけの目的で登録していたカクヨムに“移転”しようという段になって、否が応でも作品の“不備”が気になってしまったのです。

 サブたちには悪いですが、加筆修正の時間をくれとお願いしました。

 最初は、もともとの約25万字からさらに5万字ほど増えてしまう勢いで書いていたのですが、途中で「これはもう別の物語として書ける」ということが分かってしまったので、大筋は変えず、細かい修正に留めました。

 特に、最終章最終回の、あのドタバタコメディチックなラストシーンは、深夜テンションが極まった頭にカフェインがキマった状態でゲラゲラ笑いながら書いていたので、もう今では結構な恥ずかしさもあるのですが、同時に、恥ずかしいからこそ残すべきだとも思いました。

 これからも、読ませるのが恥ずかしいような小説をどんどん書いて公開していきたいです。


2017年 8月3日 祖父江直人

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リリリリ-Re:Re:Re:Re:- 祖父江直人 @naotosobue

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