美しくもいびつな世界の魅力

千年前に滅んだ王族の末裔「私」、かつて王が君臨していた高い塔、塔に生息し有害な汚物を垂れ流す翼の民。
つながって「私」に夢を見させてくれるマキナは、人工知能なのか神なのか。
美しさと穢さ、絶望と希望が同時に存在し、物語の世界が鮮やかに立ち上がってくる。
彩色された古代神話のページをめくるかのようにイメージが湧き上がる作品。オススメです!