こんなに切ないディナーがあっただろうか。こんなに幸せなディナーがあっただろうか。丁寧な料理の描写をベースに、繊細な心の動きを最低限の会話だけで構成した完成度の高い作品。不覚にも涙した。
【書籍化作品】 ・『いちいち癇に障るんですけどっ!』KADOKAWAビーズログ文庫 https://kakuyomu.jp/publication/entry…
料理の描写がとても上手。こんな時間(00:07)に読むものじゃなかった。お腹が減ってしまった。また料理だけではなく、切ない切ない恋の物語も重なり合っていたのが良い。料理がひどく美味しそうな反面、彼…続きを読む
最初、ただのグルメ小説かと思いきや、主人公の『彼女』に対する想いが繊細なタッチで描かれていると思います。激しくはなく、しんみりとした主人公の透明な愛を感じられる作品でした。
多くを語るとネタバレになってしまう。しかし、私にとってこれは究極のロマンティックディナーだ。初老の男性がレストランを訪れる。一人で。にもかかわらず、そこには確かに二人、いる。この後は、作品でどう…続きを読む
比喩が西洋的でフランス料理らしい感じがしました。情景も想像しやすく、料理の描写も細かくて読みやすい文章です。落ちが切なくて心に響きました。
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