第5話 桜の舞う季節

俺はとある大学の研究室を目指して歩いていた。

その大学には広大な敷地に鮮やかな緑を湛え、そこに咲く豊かな桜の花がただ穏やかに佇んでいる。


校舎の3階、その突き当たりに目的の部屋を 部屋を見つけ僅かに心が跳ねる。

心を沈め、ゆっくりと重いドアを開く。

桜舞う麗らかなこの日々に、俺の願いはただひとつ。


どうかいつまでも、君のとなりで……。


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君のとなりで 幸野仁 @ko-no

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