二人の愛と剣が交わる頂点に敢えて柳生新陰流最初の形、『一刀両段』を配するところ、最高に痺れました。
剣術の稽古のシーンは商業作品すらも追いつけないほどにリアリティを持っています。 剣術を知らない方からすればわかりにくさにもつながってしまうかもしれませんが、その硬派な描写は物語の中で伏線としてし…続きを読む
タイトルの「一刀両断」は柳生新陰流の組太刀『三学円の太刀』の初太刀。江戸時代初期の沼田藩が舞台。容姿だけではなく、その剣術の腕を互いに認め、惹かれ合う二人。武士の衆道は血の匂いに満ちている。…続きを読む
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