概要
料理は得意。だけど妹には勝てないでいる。
俺は昔から料理が得意で、将来は料理の道に進むつもりだった。だけどいつからか妹が料理の腕をメキメキと上げていき、埋めようのない才能の差を突き付けられていた。妹に負けるという屈辱を味わいながらも、俺は料理自体は嫌いになれないでいた。
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- ★★★ Excellent!!!ライバルは妹。料理の才能に嫉妬もする。でも兄貴、私も嫉妬するんだよ?
主人公を兄貴と呼ぶ妹。
料理が好きで料理の才ある妹に嫉妬する兄。
才能ある妹と自分を比べながらも、進路の事で悩む兄が料理学校へ行く事を決めるところなど、この兄弟にとって料理が特別なものだと感じました。
兄貴、という呼び方も現実の兄弟感があって、兄弟のやりとりがとても好きです。嫉妬しながらも妹に作り方を教えてあげるお兄ちゃんもとてもいい。だからきっと、唯一勝てるものをお兄ちゃんはもっているのですね。
少なくとも妹にとって顔をしかめてしまう、兄の料理には特別な感情がこもった特別な料理。とても素敵なお話でほっこりしました。
二人はライバル。
これから先もきっとこんなやり取りをしながら切磋琢磨し…続きを読む