口下手な男子諸君、女子の心に刺さるラブレターのノウハウはこの小説で学びたまえ。上から目線で書きましたが、ヒロインに感情移入して読んでいると、オチにどっきりさせられる作りが秀逸です。
短編らしくていい物語でした。ストーリーとしてはストレートなんだけど、いい意味で期待を裏切らない、青春の一ページといった感じ。ほっこりしました。
弟くんが文章力に長けたお姉ちゃんにラブレターのコツを教わるといった内容ですが…いやぁ、実に微笑ましい。お読み頂ければ分かるとは思いますが、何でしょう……初々しいと言いましょうか、温かみを感じる癒し系短編恋愛小説とでも申しましょうか?姉弟のやり取り、そして結末。どれを取ってもほんわかとさせてくれますね。ご馳走様でした(笑)
王道、胸キュン、ごちそうさまでした!その展開を待っていたのよっ!!
弟みたいな幼馴染がやってくる。ラブレターを書くから手伝って欲しいという。その時点で、読者は絶対に「あー」と思うはずなのだ。「あーるほど?」と。それが「ああああああああ!」と変わるのは、二人の会話が可愛らしくもコミカルで、そしていつの間にかキュンキュンさせられてしまうからだ。きゅんきゅんはあちらこちらに転がっている。なぜか憎めない鈍感ヒロインの周りにも。困ってしまう。ニヨニヨしちゃうじゃないか。
もう、ね。判っちゃいますよね、すぐに。(ネタバレ防止のため、何が、とは書きませんが) しかし、そばにいるからこそ、の、この展開が好きです。 二人のやりとりをニヤニヤしながら読ませていただきました。
私はあまり恋愛物を読む事はしないのですが、短いお話という事で、読んでみる事にしました。 何というか……、青春してるなあ!って感じで、とても面白かったです。