タイトルに書いた、好きなフランス語の諺が真っ先に浮かびました。主人公もヒロインもまた、林檎のように愛情を知って赤く染まり、結実したのではないか、と想像が膨らみます。壮大で重みのある、それでも優し…続きを読む
遠い昔の少年と少女の物語、と想像しながら読み始め、読み終わったときには、少ない文字数に込められた壮大な世界に、寒気がするほどの感動と衝撃を覚えました。土地の人々が何百年と語り継いできた伝説を体験し…続きを読む
まず、読み終えてから思ったのは、ただただその一言。文章、風景。全てが華麗でした。林檎が繋ぐ人と人、世界。やはりこの方のブリテンを舞台にした作品は上手い。
ローマからブリテン島へ、そしてやがて「新大陸」へ。林檎とともに人も想いも伝えられていく。まるで神話の一節のような、気高い物語。
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