読んでるとグサグサと心に刺さる。共感も湧くけどこれは読んで欲しい、って思いが勝る
ネタバレを含みます。閲覧には、ご注意下さい。影、という言葉が異様に響きました。全体を通して、立ち込める重苦しい感じは、生きづらさを伝えてきます。そして、そこには様々な感情が込められているのだろうことを想像することに難くありません。そして、生きづらさは優しさへとも変わりうるものでしょう。
詩集の中には暗いもの明るいもの何方もあるのですが、何方の物語にもオチのないものが多く、それが逆に読者にとっては考えるという作業の楽しさを与えてくれる。明るめのお話であっても、どこか暗い影が差し、闇の中からの誰にも届かない、でもだれかに届いて欲しいという願望が読み取れて切なくなります。これが長文だと間違いなく純文学なのですが、短文なので(短文でも純文学は沢山あるが)精神文学とでも呼ぶべきなのでしょうか。一度読んでみて下さい。そして意見を交わしましょう。
恋愛中の女性なら共感できると思う。僕は、男だけど…でも共感できたように感じる。
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