~綴られた想い達~

作者 萱草真詩雫

17

6人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★★ Excellent!!!

ネタバレを含みます。閲覧には、ご注意下さい。

影、という言葉が異様に響きました。全体を通して、立ち込める重苦しい感じは、生きづらさを伝えてきます。そして、そこには様々な感情が込められているのだろうことを想像することに難くありません。そして、生きづらさは優しさへとも変わりうるものでしょう。

★★★ Excellent!!!

詩集の中には暗いもの明るいもの何方もあるのですが、何方の物語にもオチのないものが多く、それが逆に読者にとっては考えるという作業の楽しさを与えてくれる。明るめのお話であっても、どこか暗い影が差し、闇の中からの誰にも届かない、でもだれかに届いて欲しいという願望が読み取れて切なくなります。これが長文だと間違いなく純文学なのですが、短文なので(短文でも純文学は沢山あるが)精神文学とでも呼ぶべきなのでしょうか。
一度読んでみて下さい。そして意見を交わしましょう。

★★★ Excellent!!!

痛いな。痛いですね。切ないな。切ない。けれども伝わる。とても伝わる。
心が叫ぶ。軋んで、ぎりぎりと音をたてて軋んで。そして、ふんわりと止まる。
美しいバラの花を棘ごと摘むように、これらの『ことのは』は読む者の心の底を抉る。
きっとたぶん。こういう気持ちは誰の中にもある。それが浮上してしまったとしたら心が壊れてしまいそうで、目を背けているだけで誰の心にもある。
美しいものは棘を持っている。優しいものの奥には毒が隠れている。
心から血を流しながら微笑みながら真剣に嘘をつくように、この恋心はとても真っすぐで残酷で魅力的だ。
痛いな。けれどもとても美しい。透明でとても美しい。これらの詩に曲がついたらどんな歌となるのだろう。聴いてみたいと思う。