概要
やがていつか訪れる、のけもののいない世界のために
「おいしいものを食べてこその人生なのです」と博士は言った。
なら、セルリアンに食べられても記憶と心を失わずにいられる僕は――。
そうして彼女は、のけもののいない世界を目指す。
※文中において(直後に治りますが)かばんちゃんが身体の一部を自発的に欠損させる描写があります。
カクヨム規定における残酷描写にはあたらないかと思いますが、読まれる際には一応のご留意をお願いします。
なら、セルリアンに食べられても記憶と心を失わずにいられる僕は――。
そうして彼女は、のけもののいない世界を目指す。
※文中において(直後に治りますが)かばんちゃんが身体の一部を自発的に欠損させる描写があります。
カクヨム規定における残酷描写にはあたらないかと思いますが、読まれる際には一応のご留意をお願いします。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!けものはいてものけものはいない
ついつい穿った目で作品を見てしまう人であるならば、一度は思ったことがあるのではないか。
『けものはいても のけものはいない、ただしセルリアン、テメーはだめだ』に納得いかない、と。
理屈としては、セルリアンを敵視するのは当たり前である。
実際、アニメ作中でも多くのフレンズがセルリアンに襲われた。
しかし、セルリアン側にも何らかの筋がある訳で、フレンズの輝きを奪うといった行動は、決して破壊衝動に身を委ねただけのものではないだろう。
何とも言えないもやもや……それを振り払う答えを、作中のかばんちゃんは我々に提示してくれる、かもしれない。
そんな素晴らしい作品です。 - ★★★ Excellent!!!前代未聞!?セルリアン育成物語!?そして思い描く理想は……
はい! そんなわけで、「食べるなら、僕を」のレビューです。
まず、最初に言っておきたいのは、この作品はとてもユニークな二次創作であります。
なぜならば、カバンちゃんがこの作品で特別親愛の心を注いでいるのは、フレンズではなく、セルリアンなのです。
まさに異端中の異端で、特別な作品のように思いました。
ただ、この作品の無視できないところは、カバンちゃんという少女が思い描いた一つの未来を描きつつ、なおかつ、ヒトの愚かさだったり優しさだったりと、ヒトと言う動物の心の複雑な部分を描かいている作品だと言う事です。
この作品は、超巨大セルリアン撃退後のカバンちゃんが、アニメでは空白だった…続きを読む