けものはいてものけものはいない

ついつい穿った目で作品を見てしまう人であるならば、一度は思ったことがあるのではないか。
『けものはいても のけものはいない、ただしセルリアン、テメーはだめだ』に納得いかない、と。

理屈としては、セルリアンを敵視するのは当たり前である。
実際、アニメ作中でも多くのフレンズがセルリアンに襲われた。
しかし、セルリアン側にも何らかの筋がある訳で、フレンズの輝きを奪うといった行動は、決して破壊衝動に身を委ねただけのものではないだろう。

何とも言えないもやもや……それを振り払う答えを、作中のかばんちゃんは我々に提示してくれる、かもしれない。
そんな素晴らしい作品です。