『さいわいなことり』https://kakuyomu.jp/my/works/16817330667842783298
不勉強から、この小説がある程度は史実をなぞっていることに最後まで気づきませんでした。本作は18世紀、神聖ローマ帝国ザクセン選帝侯兼ポーランド王のアウグスト2世が、錬金術師であるヨハン・フリードリ…続きを読む
幽玄のひびきが聞こえてくるような美しい物語でした。すてきでした。
王に求められ、白磁の精製に没頭する錬金術師、ベットガー。己の好奇心に忠実でまじめな性格の彼は、研究熱心なあまり、城内の工房に幽閉されたこの10年間で心身を病んでしまった。ベットガーを気遣う友…続きを読む
美術品を前にしてため息をつく時に近い感動を覚えました。いうなればオパール色の霧のような、しっとりと水気を帯びた深いものに包まれる気分でした。上のほうに青い色が見えたので、海の底に沈んだ幻を感じ…続きを読む
もっと見る