ノベルならではの淡々としたテンポで小気味よく進行する恋愛短編。日常の一コマを抜き取った様な雰囲気だが、実際にはまずあり得ないシチュエーションが逆に読み手を安心させる。幾つかのパルプアクションを経て辿り着いた結末は、実に清涼感溢れるものだった。とても良い読後感が残る物語。オススメです。
すごくきれいな作品です。自殺しようとした女の子の語る理由が、とても壮絶で、とてもハラハラします。何とか彼女を止めようとする『俺』。二人をドキドキしながら見守りました。そして彼女は――ラストはふわりと感動できました。
『桜』とは不思議な花だと思う。魔力・魅力を秘めた華。魅せる4月の夜の夢
出逢いが衝撃的過ぎて、苦しくなるほど。怒る気力さえ奪ってしまう。だからか、余計に愛おしい。ほんの僅かな時間。桜が咲き散りゆくような、その儚い時間に詰め込んだ幸せが彼を今も支えている。
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