彼女は殺されたのか? それとも死んだのか?

登場する人物はシンプル且つ立ち位置も明確。そして描かれるのも両者の会話のみという異色のサスペンス小説。
人々の口から出てくるのは正気の沙汰とは思えない自分勝手とも呼べる狂気やばかり。ですが、気付けば自分も彼等の話を聞く内に妙な引っ掛かりを覚えてしまい目が離せなくなる。
そして衝撃のラストを見た瞬間、何を思うのか……。因みに私は人間の底知れぬ闇を感じさせられました。

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