小論文

[小論文の基本]

 自分の意見を書く場ではない。考える所でもない。

「偉い先生が言ったことをを思い出して書け。」「自由作文と銘打ってはいるが完全解答以外は認めない。」

 これが小論文である。

 目的は、「何回も書いているうちに信じるようになる。(特に若い人)」こと。軽い洗脳が大学側の目的である。

 ゆえに、教授の意見、学会の主流、大学の方針、これらをその通りに書かなければいけない。近いほど点がつく。

 そっくりそのまま書くために、入試までに必ずこれらに目を通しておかなければいけない。


[細かい点]

・いいことは誉める表現を使う。

例) 知識以外を教える授業 →知識以上を教える授業 

   知識を持った医師 →広範な知識と経験を持った医師

(医師のことは特に誉めなければいけない。こちらの方がよほど試験官の心を打つ。)


・先生連が推奨することを否定するのも無視するのもNG

例) 「インフォームドコンセントで患者の自主性を尊重する。」

   →この主張は絶対に変えてはいけない。

  「医師が決定して…」うっかりこんな表現を使うのもだめ。決めるのは患者。

・あいまい語NG

あとでもっと詳しく説明するから…。不可。

後まで見てくれない。その場でバツがつく。



・接続詞避ける

減点ポイントだから。

うっかり違う接続詞を使うより、最初から避ける。


・基本4段

字数が300~400なら3段(本論が1段)も可。

でもどれだけ字数が多くなっても基本4段。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

名階国子の国語授業 白居ミク @shiroi_miku

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ