自分の感じること、考えることが生きていく上で障がいになってしまう。主人公は、そういう人々の中の一人で、これを書いている私自身もその一人です。名も知らない誰かの視線、心を掻き乱す喧騒、言葉に隠れる…続きを読む
小説に限らず、ホラージャンルにおいて人体を恐怖発生装置にするとどうしてもゴア要素に引っ張られてしまい作品自体が飲み込まれてしまう危険があるのだが本作では恐怖という感情に主軸を置くことで発生装置のまま…続きを読む
ホラーあるいはミステリーとして本当に面白いです。また少女の青春物語としての一面もきちんと書ききっていらして、人間関係、またそのへんの心理描写が丁寧であり、暗さの中にも豊かさがあります。文体がすっき…続きを読む
とても恐ろしく、美しく、そして……優しい、物語です。この作品は夜のように静謐な一枚の絵画。描かれているのはある一人の少女・七子と、彼女を取り巻く世界。彼女の傍にいるのは、恐怖を好む、美しいひ…続きを読む
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