本を純粋に楽しめないディストピアでのささやかな反抗の話。散りばめられた風刺にニヤリとしつつ最後はほっこりしました。
「くずせ あきな」と申します。 人外が好きです。 読み手としてはわりとなんでも読みます。 雑食だけどこだわりが強めなタイプです。
「ただ本を読むこと」を教えてくれた物語。読書のことを「道具」としか見ていない主人公と、心の底から「読書」を楽しむ女の子の交流を中心に物語が進んでいく。最初は受験社会に対する社会風刺かと思った。
本を読むってとても楽しいです。物語の世界を追うことで、私は現実ではあり得ない、色々な非日常を体験することができます。でも、この物語に出てくる世界の人々からすれば、読書というのは、娯楽として見られ…続きを読む
明治期や昭和期とは違いIT社会となった現代、「本」というのは数あるメディアの一つに過ぎなくなりました。『活字離れ』が指摘され始めたのも最早最近のことではありません。そのような中で特にカクヨムとい…続きを読む
私自身は「カクヨミで何か企画をやってるんだなあ」くらいに思ってました。特に図書券は必要ありません(笑)そもそもレビューって何ぞや?凄く基本的なことを疑問に思ってしまいました。
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