第4話呪い合い

優の異変から3日目。こんどは、田中あんと北屋とおる、西菜みくる、黒田心平を呪った。あの人はまず、あんに、「オマエハノロワレテイル。」「え?」あんは、オドオドしながらいった。「ヨシリリカ二。」「あ、うん。確かにへんな紙が家に来てたし。でもあれは、りりかが出したって言いたいの?私をだましてんの?」吉りりかが呪った事を信じられないのか、少しおこったようにあんが言った。「オマエヲダマス?コレハオマエノタメニイッテンダ。ヨシリリカハマエカラオマエノコトヲウランデイタ。」「・・・」これで電話が終わった。少しの間あんはつっ立っていたが「りりか。呪ってやる・・・」呪うことを決めた。りりかに罪は無いのに。このようにとおるには小林良紀を、みくるは竹内ゆめ、心平は高橋秀次、昨日呪われた愛菜はみくるを、けんは月野桜子を呪わせた。ここみはどうしたって?行方不明になったんだ。かわいそうに。なぜあの人は罪の無い人を呪わせるって?1年A組みんなで呪い合えるようにするためだ。私は千秋と海野奈々と遊ぶ約束をしていた。住宅街の13番目のベンチでまっていた。9時30分ごろ2人が来た。「おは」「るみ子も知ってる!ここみが行方不明になったんだって!」「そうそう。でも誰も探さないのよ!今日あんと昼にいっしょに探そうとしたのに。なんか、へんな紙持ってたし。りりかとかブツブツ言ってたから、声かけにくくて。」千秋につづき奈々も私のはなしをさえぎって一生懸命はなしていた。まただ!ひどすぎる!(やられすぎて何回かわすれた。)まぁまぁ続きだ。「え?へんな紙?」私はそこにひっかかった。「うん。ボロボロにやぶれてたり赤で強く書いてあっけど。」奈々はこまかく説明してくれた。そしたら千秋が「えー。それ、となりのとおるの家の前にもあったけど。」と、大声で言った。「ん。」私達は周りをみわたした。前。後ろ。右。左。ナナメ。「いっぱいあんじゃん!」声を合わせて言った。が、気づいたときはもう、おそかった。優とあの人の呪いは恐ろしいはやさで進んでいた。みんなあのへんな紙を持ってウロウロしていた。「も、もう帰ろう。」千秋がそう言い3人は走って帰った。あぁ。怖い。恐ろしい。家に帰ると電話が鳴っていた。「るみ子ー。電話!お母さん忙しいからおねがいねー。」母の葉子が言った。冗談じゃない。できるものか。「ハアハア。」なぜか息が苦しい。心臓がわれそうだ。「ん、もう!あの子!電話!でてよ。」葉子がおこって言って。最初はやさしい言い方だか、「デロヨ!オイ!サッサトシロ!」と、だんだん怖く恐ろしい声になってゆく。ついに私は電話にでた。「は、はい。」苦しいが、なんとか声がでた。「ユウヲノロエ。」ここで電話が終わった。苦しい。苦しい。あまりの苦しさで私は呪いの紙をかいた。書いているうちに楽になっていく。苦しさもなくなってきた。ところが、「うっ。」私は、急に気絶した。1年A組みんな。気絶したので後は知らないが、1つ分かったことがある。





その後優は変わり果てた状態で発見させた。つまり、

    

       

     

                死んだ。    

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呪い @yuipuri

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