いやあ、これはすごいですよ。何がすごいと言って、1.剣戟がすごい! 著者は剣術を学んでいるようで、剣戟描写の芯のところは剣術の雰囲気があります。相手の思惑を外し、逸し、ときには受けて致命の剣を届…続きを読む
小説における「戦い」というのはアニメや漫画のそれとちがって、視覚に訴えることは難しいので、どうしても内容で勝負ということになる。そのため、多くのバトル小説、アクション小説では、この問題は戦う人間の…続きを読む
領主の子を孕んだ娼婦を助け出すため、一人の騎士が辺境の街へ派遣される。 冒頭読んで、てっきり老練な騎士が赴くのかと思ったら、派遣される騎士は、昨日まで見習いだったひよっ子の新人騎士。ただし、腕は…続きを読む
まず、「領主の愛妾を護衛して送り届ける」という主人公・クライフの目的が明確なため、物語にしっかりとした筋が通っている。主人公がいったい何をしたいのかが不明な小説が多い中、緊迫感を保って最後まで読み…続きを読む
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